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死霊のはらわた 2 ホラーでありアクションでありコメディ

中学くらいの時に観た当時は本格ホラー/スプラッター映画を期待していたので、「血の色が嘘くさいし怖くもないしツマンネー映画だった」という感想を持ったために再び観るのを躊躇していました。

が、踏ん切りが付き再度鑑賞。

あれ?面白いじゃないのこれ。

ホラーでありアクションでありコメディであり英雄伝(笑)であるという一大スペクタクル巨編でした。

これだけ観たならそこそこですが、前作を観てからの方が物語も分かるし、対比も出来るしもっと楽しめます。

何より驚いたのは前作から一週間くらいしかたってないという設定です。

そんなの有り得ない。あんだけグチャドロビュルビュルな前作から一週間ですよ。きっとあの山小屋は死霊のせいで時間経過がおかしいんだ。そうに違いない。

他にも、冒頭からしばらく続く主人公の一人芝居が素晴らしい。対マネキンの首〜対自分の右手ですからね。

目に見えない相手と闘うって難しいんだと分かりました。

自分で自分の頭に何度も皿を打ちつけて卒倒する所は見所です。

主人公がちょっと寄り目に見えるのでアホに見えます。主人公なのに。

なんだかチープなクレイアニメも昔のシンドバッドの映画みたいで良かったです。

キャラデザインもちょっと手抜き感がありますが、死霊なんてあんなもんでしょう(所詮ガイコツですから)

そんなアホなシーン満載ですが、カメラワークは凄く凝ってるし、死霊の大ボスみたいなのが出てきた時の花が枯れたり白髪になったりした芸の細かさも見逃せません。