ソウ2 痛々しい見た目だけパワーアップ

ソウが面白かっただけに期待してたんですが、やっぱし一作目は超えられませんね。

というよりがっかり。

痛々しい見た目だけパワーアップと言う感じですか。

ハットリ君のほっぺのようなあのお人形が好きだったので、今回もっと出番があればよかったのに、必殺仕事人のお茶汲み人形扱いで残念極まりなし。

あいつが犯人の茶目っ気を表現してたのにね。

もしくはジグソウがもうあの人形に自分の脳を移植してチャッキーになっちゃってたっていう、前作のファンを総裏切りしてB級ホラーになっちゃうのもイカすのにな。

前回は犯人の意図が分からないシチュエーションと、うそぉ〜という反則ぎみのエンディングとあのノコギリを使うのか?!やっぱそういう風に使うのか!?という最終手段が示され続けていたのが抜群によかったんだけど、今回もどんでん返しはあるものの(やっぱりだまされたけど)、反則とまではいかないラストサマーな学園ホラーで見た事のあるラストだったなあ。

もしくは13日の金曜日でジェイソンのフリしてたおじさんみたい。

だいたいあの筋肉お兄さんが無駄に暴走しすぎじゃないだろうか?

視点が常に2つに別れて進行し、ジグソウが前半から出演しちゃってるのも(あ、前回もしちゃってたか)、観客は常に客観的な視点から見てる感じで彼等の緊張感がいまひとつ伝わってこない。

ソウ2としてみなけりゃ、それなりによくできたB級サスペンスなんだけどな。

もっともっと反則技でいいからこれのどこが続編やねん、という映画にしてほしかったなあ。

もっと痛みのベクトルを別の方向に向けても面白かったんでは?