前評判では全米ナンバーワンだとか嘔吐バックキャンペーンだとか大層な売り込みやってたけど、何てこと無いB級ホラーです。
でもこの拷問シーンは個人的にはきっついっす。
ですが、なぜか随所にちりばめられた笑えないお笑いシーンと壮絶拷問モノかと思いきや意外と救いのある展開で楽しく見られます。
この映画フロムダスクティルドーンのように全編と後編で展開が変わります。
全編は無軌道でバカな、でも憎めない学生3人組のセックスを求める珍道中。
後編は拷問地獄。
タランティーノが惚れこんだってのが良くわかる、というかタランティーノ節が随所に見られる映画ですね。結構口出したんじゃないかな。
イーライ・ロスの敬愛する三池監督もちょろっと出てくるし、色々コマゴマと面白いですよ。
なんだか展開が日本的でもあるんだよなあ。
でもやっぱり18禁だよな、これ。
子供が見たらトラウマ間違いなしのカラッと楽しく拷問殺人映画だもんね(どんなジャンルや)。
日本人女性の安っぽい特殊メイクはお岩さんモチーフなんでしょうね。あとこの女性を日本人俳優じゃないアジア人俳優でキャスティングして、たどたどしい日本語をしゃべらせたのも監督の狙いだとしたら(おそらく三池監督をキャスティングしておいて、日本人俳優を起用しないはずは無いので多分狙ってると思う)、かなり笑いのツボのわかった監督ですな。
総合して今までに無い空気感を持ったホラーですね。
ホラー大好きな奴らが悪乗りして作った感があって愛を感じます。
ホラーを笑い飛ばせる方にオススメです。
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