ヴァーサス・ゾンビ 全体的にゆるい

過去にアテネでは地上にゾンビがあふれていたが、人間は勇敢に立ち向かった。

だが現代、またもやゾンビ達は街を襲い始めた。

混乱の時には必ず勇者が存在しているというが…という話。

舞台はギリシャ。

あまりギリシャ映画を観ないので、演出が独特すぎるように感じた。

訳がわからなさすぎて新鮮さを感じる隙もなく話が進んでいったので残念…

話が並行しすぎて途中から何が主軸になってるのかわからなくなった。

考えるほど深い内容は全くないので、雰囲気で観ていても困らないが。

ゾンビ衣装の不自然な破れ方が気になった。

瞳は白コンタクトでメイクもなかなか。

足はそれなりに早いけど頭はあまりよくないようだった。

感染も噛まれた時のみのようで、返り血をシャワーのように浴びても平気。

いきなりゾンビ無双を見せ付けてくれる男女四人。強すぎて今後の展開が不安になる。

肝心なシーンが飛ばされてることは不満だが、序盤から飛ばしすぎても後半見せ場にマンネリ化するパターンも多いしいいか。

…と思っていたら、実は「ギリシャ・ゾンビ」の続編らしく、前作のラストから繋がっていたらしい。失敗した。

車に乗ってからの合成はクソだけど、逆に楽しめる程度。

すっごい下手なCGは冗談でやってるのか真面目なのかが気になる…

カメラワークは時々面白い。

隠れ家に逃げ込むんだが、特に何をする訳でもなく規制も特にないようで出入りも自由でゆるい。

というか全体的にゆるい。

本来なら盛り上がるはずの、勇者が目覚めてからラストにかけては本当につまらなかった。