レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー 捕鯨国アイスランド初のホラー

前半部のメガネの裕木奈江がたまらなく可愛い本作。

一言で言えば「船上の悪魔のいけにえ」(悪魔のいけにえでレザーフェイスを演じたガンナー・ハンセンも出演。すぐ死ぬ(笑))

捕鯨国アイスランド初のホラーらしい。

世間的には結構低い評価だが、個人的には当たりの部類。いいじゃないこのB級ぶり。

デジタル撮影じゃない感じのザラついた映像。この時点で「いいじゃん」て思ったくらい。やっぱホラーはこんな薄汚れた具合がいい(なんとなくだけど悪魔のいけにえを意識したのかなとか思う)

内容もあまりグダグダ感もなくて観やすいと思います。と言っても人物の行動や発言にイラっとするのも事実。

殺人一家も見た目普通だし。なんかいろいろ雑だし。

しかしこの手の映画にそういう細かいことを気にしてたらキリが無いので目をつぶるのが大人。

鯨用の銛でブサッとか。

手斧で首ピョーンとか。

わりと血がブシャーな愉快なシーンがあるのでそこを楽しみましょう。

でもなんだかんだ捕鯨問題をネタに皮肉ってたりしてて、意外に深い意図があるのかもしれない(殺人一家も元々捕鯨をしていたが禁止になり逆恨みでの犯行だったり、乗客が日本人、黒人、白人、フランス人と人種の坩堝なのも意味ありげ)

なかなか良かったです。

とりあえず今作では1人勝ちした策士裕木奈江は続編にも出演とか。舞台はアマゾンだとか。意味わかんねー(笑)

んでもっと意味わかんねーのはエンドの変態ソング。アイスランド侮れない。