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ムフルとは、ケニヤで目撃された恐竜型の未確認生物(UMA)である。

アフリカの恐竜タイプのUMAといえばコンゴのモケーレムベンベが有名だが、ケニヤにもムフルと呼ばれる恐竜タイプのUMAが存在している。

このムフルは、ステゴサウルスやケントロサウルスに代表される剣竜と同じく、大きな背板を生やしているといわれている。
こうした剣竜に似た生物はアフリカ各地で目撃例があり、コンゴでもムビエル・ムビエル・ムビエルというUMAが伝えられており、これもステゴサウルスに似た背板を有しているいるといわれている、

ムフルの全身像は目撃例が少ないため、どのような姿をしているのかといった具体的な情報に乏しい。いくつかの目撃例に共通するのは、背中にはステゴサウルスのような背板があり、棍棒のような尾を持っているといわれている事である。

ステゴサウルスなど、剣竜の尾には鋭いスパイクがあるものの、棍棒のようなものはない。 棍棒のような尾といえば鎧竜(曲竜)、アンキロサウルスなどが有名で、こちらは剣竜のような背板はありません。

ムフルの姿はステゴサウルスに似ているといわれているものの、剣竜のケントロサウルスの化石はアフリカで見つかっており、恐竜の中では剣竜説が確かに有力であるとされちる。

ステゴサウルスでも問題ないが、鎧竜説も捨てがたいであろう。
その理由として、多くの目撃談の中で、ムフルの姿を「爬虫類のような怪物」と表現しているからだ。

現代の爬虫類を見てみれば、ワニやトカゲのように地面に腹部をするようにして歩くものが殆どだ。

ステゴサウルスは背中が大きく湾曲しており縦に平べったく、背板が無い状態でも、あまり現代の灰中類と同じような姿には見えない。

ただし、ムビエル・ムビエル・ムビエルは大抵水面に没しており、水面から背板のみしか見えないため、その全体像は曖昧。実際にステゴサウルスに似ているのかどうか不明なうえ、今の所、ステゴサウルスが水中で生息していた痕跡は無く、ムビエル・ムビエル・ムビエルの正体は少なくともステゴサウルスの生き残りである可能性は低いとされている。

そのため、ムフルの正体を恐竜説で考える場合、むしろアンキロサウルスなどの鎧竜などのほうがしっくりくるといえるだろう。

鎧竜は非常に体高が低く、地面をするように歩いていたと思われるため、現世のトカゲのイメージと似た生き物であったと思われる。 鎧竜には尾にハンマー状の突起を持っている種類も多く、また、体高が低いことも他の生物から発見されるリスクを下げるため、進化の上でも重要な形であったのだろう。

背中から尾にかけて生えている「背板」の問題が残るが、鎧竜の背中に生えているスパイクが非常に発達して背板のように見えた、と強引に考えることもできる。

上記のようにムフルの正体を恐竜で考えた場合恐竜の生き残りよりは未発見のトカゲと考える方が更に確率は高いといえるのではないか?

このように、ムフルムはその姿からコモドドラゴンであるという説を唱えた訳だが、今後の研究次第ではまた大きく姿を変えるかもしれない。

なんにせよ、こうした恐竜が今もなおアフリカの奥地に生息していて、密かに独自の進化を遂げていると思うと、ムフルの生態についてより深い考察をせざるおえない。