明治維新とフリーメイソン

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明治維新と言えば、幕末の侍が、倒幕側と幕府側の敵味方に分かれて戦い、最終的には手を結び、近代化した今の日本の礎を作ったという壮大なドラマです。
しかし一説によると、維新の背後には外国製武器を提供したフリーメイソンの存在があるというのです。

まず、明治維新という一大事件を成し遂げたのは、地方の侍でした。
おもに薩摩藩・長州藩・土佐藩など地方の下級武士たちです。
中でも代表的な維新の三傑といわれるのが、西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允(旧名:桂小五郎)ですが、当時、敵対していた両藩を結びつけたのが坂本龍馬であるとされています。
この両者が結び付いた軍事同盟である薩長同盟の結果、倒幕運動が功を為し、明治維新に至ったとされています。今でも語り継がれる坂本龍馬による大手柄です。

しかし一説によると、その背後にはトーマス・グラバーというイギリスの武器商人の存在があったそうです。
グラバーは、マセソン商会の社員として中国の上海に派遣され、その後、日本代理人として長崎に赴任し、グラバー商会を設立します。来日当初は、生糸や茶の卸売をしていましたが、幕末の混乱に着目して薩摩・土佐藩士など倒幕派を相手に、武器や弾薬を売り始めます。 
当時、幕府に敵対していた長州藩は、長崎のグラバーから武器を買うことを幕府から禁じられていました。そこで、龍馬はグラバーから分けてもらった大量の武器を薩摩藩名義で、長州に流すことで両者を和解させることに成功したというのです。
これは龍馬を使って薩長を結びつけ、その後、両藩を支援して幕府を転覆させるというグラバーの計画だったのではないかと言われています。

そして、長崎にあるグラバー邸内にはフリーメイソンのシンボルマークが描かれた石柱があり、グラバーはフリーメイソンのメンバーだったのではないかと言われています。