大学に入学してから数ヶ月経ったある日のこと。
違う大学に通うことになり、しばらく会えずにいたA子とB子は久しぶりに会うことになった。
あまりに久しぶりでB子と会うのをとても楽しみにしていた。
B子は約束通りA子のアパートへ行き、お茶を飲みながらサークルのことや勉強のこと、かっこいい男の子はいるかなどと話が留まることはなかった。
夕食の時間になり、外食に行くことになった2人は近所のイタリア料理店へ行くことになる。
そこのイタリア料理店のパスタが美味しく、話はますます盛り上がりお店を出るのがかなり遅れてしまった。
B子は帰りの時間を気にし始めたが、まだまだ話したりないと感じたA子は家に泊まることを提案する。
予定が入っていないことを確認したB子は泊まることになる。
家に着くとお互い疲れていたのか、すぐに寝てしまっていた。
電気を消して数十分だった頃A子がB子に体を揺らされていることに気付き目が覚める。
するとB子は突然
「コンビニに行かない?」
寝ぼけているのかと疑問に思いながらも、B子はコンビニに行くことをしつこく提案してくる。
すぐに戻ってまた寝れば良いと考えたA子はコンビニへ行く事にした。
部屋を出て、階段を降りるといきなりB子が凄い力で手を握りしめて走り出したのである。
驚いたA子は
「さっきからどうしたの!?こっちはコンビニじゃなくて駅の方向だよ!」
するとB子は
「大きな声を出さないで、今から駅前にある交番にいくのよ。」と。
なぜ交番かと聞いてみるとB子はこう言ったのだ。
「だって私見ちゃったの。A子のベッドの下に、包丁を持った男が隠れているのを。」
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私が知ってる話とちょっと違う…。
別荘だかペンションだかに泊まりにきていた姉妹。
寝る前の時間、妹はベッドに寝そべり、姉は鏡台の前で髪を梳かしていた。
すると姉が突然、妹に
『玄関の鍵かけたっけ?』と尋ねる。
そして『一緒に確認してこよう‼︎』と玄関まで妹の手を強引に引っ張っていき、
そのまま外へ逃げ出したとか。
訝しむ妹に、姉は
『ベッドの下に斧を持った男がいるのが鏡の中に映ってたの‼︎』