みなさんは聞くと自殺者が増える呪いの曲をご存知だろうか。少なくとも100人以上がこの曲に関わって自殺したとされる。

「暗い日曜日」は、1933年にハンガリーで発表された。作詞は、ヤーヴォル・ラースロー作曲は、シェレッシュ・レジェーによって行われた。作成当時、レジャーは作曲家をめざしパリにいたが、なかなかヒット作に恵まれず苦悩の日々を送っていた。作詞家のラースローも婚約者を失った直後で失意の底にいた。

曲調、歌詞ともに陰鬱さを醸し出し「自殺ソング」として、またヨーロッパやアメリカでは「自殺の聖歌」として知られている。歌詞の内容は暗い日曜日に女性が亡くなった恋人を想い嘆くというもので、最後は自殺を決意するという一節で終わる

この曲を聴いて世界中で数百人、内157名はハンガリー人が自殺したと言われている。本作のヒット後、作曲者の恋人が自殺、作曲者本人も自殺している。理由は定かではないが、本作に対する世間の非難などの苦悩が少なくとも影響しているのではないかと言う説がある。

イギリスのBBCでは放送禁止の曲に指定された。