夕方の出来事だった。
俺は、人気の少ない路地で自転車を走らせていた。
その路地は一本道で結構な距離がある。
そんな道を進んでいた時の事だ。
後ろから、音がする。
小さ過ぎてよく聞こえない。
音はだんだん近づいてくる。
俺は、後ろを振り向こうと思ったが不謹慎な気がし、向かなかった。
音は近づいてき、だんだんと音の正体が解ってきた。
あぁ神様お願い二人だけの
ぐほぉ!
まさかの、けwいwおwんw。
どんどん、歌が聞こえてくる。
歌は多分、
「ふわふわ時間」
であろう。
音が、俺の隣に来た。
俺は勇気を振り絞り隣を見た。
初老のメタボハゲのオッサンが、ヨダレを垂らしていた。
服装はピチピチの白のタンクトップに、短パンであった。
俺は、言葉に出来ない恐怖に襲われた。
その日、俺が悪夢を見たのは言うまでもないだろう。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話