今回2度目の投稿になります。三船 剛です。
今回お話するのは夢の話なんですが、今まで見た夢で一番恐ろしかった話。
いつものように家族全員で夕食を食べている場面。
うちの家族は親父、お袋、兄弟自分合わせて3人という構成。
リビングにテーブル。少し歩いて廊下に出る為のドア。
ドアを開けたら右手に玄関だ。
もちろん夕食はリビングで食す。
うちのテーブルは長方形で長い辺2辺に親父とお袋、弟が座る。上座に自分。下座に妹。
上座からは先ほど紹介した廊下に出る為のドア(ガラス戸)が目の前にあるから誰かが来たら影が見えるので分かる。
ちなみにドアは引き戸ね。
本当に普段と何も変わらない夢だったよ。そこまではさ。
メシ食ってたら一瞬だけど、少し背の低い影が通った。
でも見てた、いや目に入ったのは自分だけだったし一瞬だったから見間違えだなって思った。
でも2度目が起きた。
今度ははっきりと見えた。
やっぱり人だった。おそらく坊主っぽくて異常に肩が盛り上がってる。
家族全員揃ってるため、誰かいるのはまずおかしい。誰か来るならチャイムも鳴るはず。
俺「ねぇ親父。誰かドアんとこいるよ?」
親父「んなわけない。見間違えだろ?」
俺「本当だってば!じゃあドアんとこ見てみろよ!」
しかしいくら経ってもその謎の影は姿を現さない。
家族「やっぱり勘違いだよ!気持ち悪い嘘つくなよー。」
そんなやりとりがあって5分としないうちに、影はドアの前にいた。
さっきと少し様子が違う。何か殺意を放っているように感じたから、ビビって俺は声が出ない状態に陥っていた。
それを楽しむかのようにずっと立っていた影は動きを見せた。
そう
ドアをゆっくりと開け始めたんだ。
腕が一本入るくらいの隙間から真っ白な手がニュゥって出てきた。
指を指しながらまるで誰かを狙ってるみたいに指先が左右に動く。
その時俺は危機的状況だと判断。腹をくくることに決めた。
それすら気付かない家族達。
わかってるのか?
変な奴が指指してるぞ?
そうこう考えてるうちに、とうとうドアは体半分くらい見えるまで開いた。
ん?
あいつ見たことある。
坊主というより、スキンヘッドに近い。そして頭の真ん中あたりが紫色だ。
肩の部分も紫色。
他のところはほとんど白という感じ。
冷徹な眼。
少し小さい唇。
あいつだ。
あいつがうちに来た。
フリーザ様。
俺は小言で親父に報告。
俺「親父。フリーザがうちに来た。」
親父「バカな事言ってねぇで早く食え。」
俺「お袋、フリーザ知ってる?あいつにみんな殺されちゃうよ」
お袋「バカな事言ってないで早く食べなさい」
あぁ、戦闘民族じゃない、ましてや一般人の俺にはどうしようもないな。
覚悟を決めた瞬間、フリーザ様の指からまばゆい光が見えて俺は夢から覚めた。
今でも本当に夢で良かったと思う。リアルに地球にフリーザ様が来たら相手にもしてもらえないだろうけど。
長文、駄文失礼いたしました。
怖い話投稿:ホラーテラー 三船 剛さん
作者怖話