この話しは、僕が友達から聞いた話です。
昔(昔と言っても友達の叔父の話しだからほんの30~40年程前)ある県の森の中に、
食べると不死の力を得られると言う、
都市伝説のような植物があったそうです。
その伝説を確かめる為に、叔父は森の中にその植物を探しに行ったそうです。
森の中には、
獣道以外は道と呼べる物は一切なかったそうです。
そんな険しい森を奥深く迄いくと、
他とは明らかに何かが違う植物があったそうです。
花びらは青空のように青く茎は真っ直ぐ天に向かって咲いていたそうです。
叔父は、
それが不死の力を得られる植物、
「死なばそう」だろうと思い摘み取ろうとした時です
人間とは言い難い程げっそりと痩せた老人が、
話しかけて来たそうです。
老「その植物は食べてはいかん」
叔父は意味が分からず口を開けて、
ぽかんとしていると、
老人がまた話し出したそうです。
老「私もその植物を食べた、確かに不死にはなった、だが病気にもなるし老いもする、
どんなに苦しくなろうと死ねことが出来ない、
この苦痛を他にする者が出ないように、
私はここに来た者がその植物を食べないように、
監視する事にしたんだ。」
叔父はそれが嘘では無いと察した。
そして、
叔父は「死なばそう」を見ただけで帰ったそうだ。
あの時叔父が見た老人は、今もその森に居るのだろうと言っていたそうです。
感の好い人はもう気づいたでしょう。
気づいてない人は「死なばそう」を逆から読んでください(*^_^*)
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話