結局わたしは駅の裏まで送ってもらい、彼とはさよならしました。
別れ際、彼は笑いながら『もう連絡してきたらあかんで、あと絶対もうこんなんしやな、ほんでもしいつかまた偶然会ったらお礼にご奉仕してな』と言っていました。
『まぁ、多分なんかしら罰は受ける事になるやろうけど、気にしゃんでいいから』
とも。
わたしは愚かでした、遊びの為の金に目が眩み、親に貰った自分の価値を見誤り、挙げ句他人に傷付いてまで守ってもらった、それからは一切そういう世界には目を向けず、今は21歳でちゃんと就職できています。
わたしは本当に運が良かったのでしょうか、わたしの様に汚れた人間が無事で、数時間話しただけのわたしを守ってくれた彼は、きっと罰を受けている。
そう思うと、何度言っても足りないお礼を言いたくてたまりません。
どうか皆さんは、このような事はしないで下さい。
わたしの様に汚れないで下さい。
女性は、自分の体を大切にして下さい。
駄文の上に長文で、すみません。
評価は様々でしょうが、以上がわたしが生きてきて一番怖かった体験です、どうか『こいつアホやん、わたしなら絶対そんなんせんし』と言ってやって下さい。
お読み頂き、ありがとうございました。
真央
怖い話投稿:ホラーテラー まおさん
作者怖話