ども この話しは前作
『祖父の無念が家族を襲う』から間もない……爺ちゃんが他界してから10ヶ月ほどしてからの出来事
その夜は俺は友人と しこたま飲んで深夜に帰宅
めんどくさいんで自室にもいかず居間のソファーで寝入ってしまった…
ふと妙な違和感で目を覚ますと、今までにない強烈な金縛り&悪寒
かろうじて動く眼を居間の入口に向けると………いました ワンピースの女
しかも顔面は潰れたようにグチャグチャ…かろうじて判別できる右眼がこちらを凝視してる…
俺「かんべんして下さい…てか助けて爺ちゃん……(泣)」
願いも空しくそいつは滑るように、寝そべったまま動けない俺に近づいてきた
はっきり言って恐怖で失神寸前、女が1m手前まで迫ってきた時……闇を切り裂く獣の咆哮!
『プギィィィーーーーーーーー!!!』
咆哮の主 黒い獣は「トテトテトテ」という足音と共に居間に突入してきた!
黒い獣の正体は我が家の新しい家族 ミニブタの『チャル』
俺「よくきてくれたチャル!つ〜か早くその女をどうにかしてくれ(泣)」
しかし勇ましかったのは最初の咆哮だけ
チャルは『ンゴンゴ』鼻を鳴らしがら俺をそっちのけで女の周囲をくるくる歩くだけ……
しかも女まで 俺なんか眼中無しで右眼でチャルをガン見してるし…
程なくしてチャルの咆哮で眼を覚ました家族の足音
気が付けば女は消えてました
このミニブタ『チャル』は爺ちゃんが他界して半年後 従兄弟の紹介で引き取ったんだが、まさかこんな形で助けられるとは……翌朝チャルにパンの耳をやりながらなんとなく思いますた………………芝生ヲホジルナヨ…
後日談
1・あの女の正体は結局わからなかったが…俺の前に現れた同日 近所の団地の10階から鬱病女性の飛び降りがあったらしい
2・例の坊さんに連絡したところ
「哺乳類や鳥類はしっかり愛情を注いでやれば『悪いもの』から飼い主を守る
魚類や爬虫類は知らん」 とのこと
怖い話投稿:ホラーテラー アメリカさん
作者怖話