Star38やアメリカ・イスラエルのCBサービスを使った発信者番号偽装の手口は、1995年に携帯各キャリアで対策が施されましたので、もう使えません。
しかし、ドコモR&D「テクニカル・ジャーナル」あたりを読んでいる人はご存じかも知れませんが。今でも携帯電話の発信者番号は偽装できます。
詳細は省きますが、とりあえずFOMAの例で簡単に言うと、
自分の携帯から最寄りRNCを経由してホームメモリに位置情報を通知し、
相手側の携帯電話最寄りの加入者交換機まで接続を確立する所までは、普通に接続します。
そこから相手の携帯電話と加入者交換機の間で、PAという処理が行われているのですが、
その時に発信元の番号を含んだページングメッセージというものが、相手の携帯電話側へ通知されます。
この時の発信元の番号は、ホームメモリに記録されている番号でしかないので、前もって携帯電話のファームウェアを書き換えてRNCまでは自分の番号
次にホームエリアに紹介するシーケンスの時に、RTCPのSource descriptionを書き換えて(なぜか一旦問い合わせあった後は発信側の機器で書き換え可能)おけば
相手の携帯電話の着信番号には好きな番号が表示されます。
実際、これが違法かどうかは非常にグレーなのですが、一部のワン切り詐欺集団のように悪用しなければ、少なくとも法的には大丈夫ではないかと思います。
都市伝説や怪談で、携帯電話を使った普通じゃ有り得ないような着信などが時々ありますが、何割かはこういう手を使って
悪戯した人がいるのかもしれませんね。
怪奇現象でも何でもなくて、まず誰かの嫌がらせを疑ったほうがいいかも。
ただ現実的には、ガラケー独特のファームウェア書き換えるのは、かなりムズいという理由で、
たぶん昨今の携帯伝送の知識あって、最近の携帯開発に携わった経験のある人以外はまず無理だと思います。
あ、それから携帯メールでも似たような事ができます。
(こっちはPCのメール機構をある程度知っている方ならすぐ出来る方法ですので割愛)
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話