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短編2
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無題

赤ちゃんをトイレに産み落とした。そのまま流そうとしたが大きくて詰まってしまう。箒を持ってきて、逆さまにし柄の方を赤ちゃんの上から刺してミンチ状にしようとしたけどなかなか先が滑って出来なかった。

「あ…ああああああ!!」

お母さんがトイレに入ってきて私の腕を掴み、トイレから出した。

「何やってるの!?あんた…おかしいと思ってたけど、こんな…こんな」

そのまま母は泣き崩れた。

私は、学校の先生に手を出されて妊娠した。その時から部屋に引きこもるようになった。段々お腹が膨れていって、酷い目に遇ったのに更に自分の身体に起こる変化に対し、何も考えられなくなった。そのまま膨らみ続け、トイレに行って産んだ。産んだ瞬間今まで無感情だったのに突然この子に殺意が沸いた。

お母さんは、泣き終えた後赤ちゃんを掬いあげた。そのままその気持ち悪い物に何故かキスをすると叩いた。

「…オギャア…ギャアア」

赤ちゃんが息を吹き替えし、鳴き始めた。絶対死んだと思っていたから一気に自分の中で体温が下がった。再び殺意が沸くとお母さんはこの子を育てると言い出した。

「私には殺せない…何が遇ったかは後で聞くけど辛いことなんでしょ?あんたにはこの子見せないから」

「やだ…やだ…」

「じゃあ分かった。」

そう言いながらもお母さんは籠に入れて育て始めた。はじめは私に隠しながらだったけど、段々ミルクを沢山飲んだとか見せびらかし始めた。

殺意は消えた。やわからく何かの動物…ペットみたい。そう思い始めたから。ただ大きくなると可愛くない。段々人間らしくなっていく。

だからお母さんに手足を切って貰うよう頼んだ。ああ、可愛い。ペットだよ。

始めはミルクばかりだったけど段々何でも食べれるようになり、今はお肉も平気だ。箸でつまんで口に運ぶともぐもぐ食べる。見ていて楽しい。

ある日、お母さんが赤ちゃんの父親にもこの子をお披露目しようと言った。名案だと思い私は頷いた。可愛い可愛いこれ…

ゾッとする様な内容の日記帳と一緒に部屋の前に段ボール箱が置かれていた。開けるとダルマのようなぱっちり二重の男の子がじっとこちらを見ていた。

「…」

ここまで重い事態になると思ってなかった。まさかこんな…

彼女は狂ってる。原因は間違いなく俺だ。そして…

怖い話投稿:ホラーテラー 家さん  

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