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短編2
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朝8時。

5人乗りの乗用車。

今日も日差しが降り注ぐ。

一人、また一人と拾っていく。

何人乗ったろうか。

現地へと向かう。

車は途中坂道を登る。

急な坂道。

エンジンがひーひー言っていた。

頑張った。

今度は下り坂。

軽やかな走りを見せる。

「ガチャン…」

人数オーバー。

けつが重すぎて停まらなかった。

俺「申し訳ございません。」

相手は仕事へ向かう途中。

急いでいた。

相「おいおい。勘弁してくれよ…」

30過ぎのおっさん。

本来であれば警察を呼ぶべきであろう。

免許証をお互いコピーし連絡先を交換した。

相「怪我は?」

俺「ありません。大丈夫ですか?」

相「大丈夫。すごいなぁ…何人のってんだ?」

後部座席までパンパンな車。

俺「8人です…」

助手席に2人、後部座席に5人。

明らかに人数オーバー。

相「気を付けろよなぁ」

俺「すみません」

軽くやり取りをしとりあえず現地に向かう。

野球の試合。

間に合った。

俺は直ぐに電話をする。

俺「ごめん事故ったぁ…」

父「どこで?」

全て説明した。

父「わかったから帰ってこい」

友人を現地に残し一人家路へ向かう。

高校3年生の俺。

飲酒事故とあわせて二回目だ。

親不孝な俺。

もう運転しまいと決めていた。

色々な書類を書きなんとかまとまる。

事故以外の箇所も修理させられたのは言うまでもないが…

そーいえばあと一人乗せた事に気づく。

トランクだ。

皆のスパイク、バットをトランクに投げるように入れたが無理やりトランクに乗せたやつがもう一人いたいたはずだ…。

初めはギャーギャー騒いでいたがガチャンと言う音以降音は止んだ。

野球のスパイク。

足の裏にはアイススケートの様な刃がついている。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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