初めての投稿になります。
少し長いですが、この話は自分、A、B、Cの四人で休みを合わせてAの田舎に遊びに行った時の話です。
リーンリーンと携帯の目覚ましで起きて、集合が朝早かったのもあり眠たい中、なんとか待ち合わせ時間に間に合いタバコを吸って集合場所で待っていると、他の三人も眠気交じりの中到着した 。
「今日は俺の田舎に案内します。
よろしく」とAが言った。
Bが 「何だよあらたまっちゃってさ」と言うと
「そんな事ねぇよ」と照れ臭い感じでAが答えた。
Aの車で出発し、なんだかんだで夕方前には到着した。
A母が「よく来たね楽しんでね」と歓迎してくれて、みんな気持ちよく挨拶をし、家に上がった。
Aの部屋で四人で話をしていると、Aが「今日肝試しやろうぜ」と言い、男四人で他にする事もなく、夕食をご馳走になった後、目的地に車で向かった。
その場所というのが、Aの田舎町の隅にある誰もすんでいない家、つまり廃墟だった。
Aが「あぁそこの道を右に曲がったとこの家だから、久しぶりだなぁなんかワクワクするよ」と楽しげに言う中、俺は正直ビビっていた。
その家に到着し目の前にすると案の定その家はあまりいい雰囲気はしておらず、なぜか胸騒ぎがした。
最初は「こえーよ」などと冗談を言っていたが、暗闇を前に皆途中から黙ってしまった。
Cが「家の中探索して写真撮って帰ろうぜ。
友達に自慢してやる」と沈黙を破いてくれたので、皆の顔に余裕が戻った。
ワイワイしながら歩いていると、Aが「お前さっきからなんか引きずって歩いてねぇか?変な音がするんだけど」とBは突然言われて、「そんな事ねぇよ。
ホラ」と懐中電灯を足元に照らした。
「ワリィ聞き間違いだ」とAが言うと、皆にビビってるんだとか、冷やかされていました。
階段で二階にのぼろうとした時、パタンと扉が閉まるような音が二階からしました。
一瞬、皆暗い中顔を合わせました。
俺はその時、二階からとても気味が悪い物を感じて、「なぁこの家マジでやばくねぇか」と言ったら、Bも頷いた。
俺とBはそういう霊的な経験がほんの少しあって、俺は正直この寒気は今までの体験した物と比べものにならなかった。
二階に上がったら三部屋あって最初に入った部は寝室だった。
部屋に入った瞬間Aが「痛っ」と言った。
皆で振り向くと足に何か刺さったと言う。
懐中電灯でそれを照らすと「ヒッ」と皆で後ずさった。
それは人の爪だった。
階段下で感じた寒気がますます強くなり物凄い頭痛に襲われた。
これはホントにマズいと思い皆に出ようと言おうと思ったら、Aが「あっ・・・あれ」と指を指している方向を見てみると、何もない。
「何だよ何もねぇじゃねぇかよ」と俺はAをみると、白目を剥いて痙攣している。
皆一斉にAを担いでこの家から逃げようと思ったら、部屋の隅でズリズリ音がする見たらマズイと思った。
しかし意思とは反対に見てしまった。
しかしそこには何もない。
続いて反対の隅からズリズリと音が聞こえてきた。
もう皆恐怖で逃げ出したい気持ちだけで外の車に駆け込み逃げようとするとズリズリとまたあの音が聞こえる、もう無我夢中で車を走らせ途中のコンビニの駐車場に止まって「オイッオイッ」とAの顔をおもいっきり叩いた。
Aは目をさまし、さっきの話を聞いたら、女の人が物凄い奇声や笑い声を上げて近づいて来たと言う。
その女の人は例えるなら顔は人間だが体が蛙みたいな感じで見た瞬間死ぬと思ったらしい。
とりあえず落ち着いてAの実家に戻った。
家に付いたら皆疲れてすぐに寝てしまい翌朝、A母に朝食をご馳走になってた時、Cが「昨日はあの家には参ったな」なんて言うと、A母に「どうしたの?」と聞かれたので昨日の話を簡単に話をしたら、突然血の気が引いたような顔付きをして、「詳しく教えて」と突然真面目な顔をして言われた。
僕等も突然の真面目な空気に尻込みしてしまった。
ホントに洒落にならなかったのはこの後の事でした。
長文ありがとうございました。
まだ続きます。
怖い話投稿:ホラーテラー ひまわりさん
作者怖話