これも、お母さんが体験した話です。(お母さんすげーな…。)
これはうちのお兄がまだ6ヵ月の時、
おばあちゃん達のいる鹿児島へ行っていた日の事です。(あたしはまだ生まれてなかった。)
車で行っていて、もう夜になりました。
とりあえず止まろう、という事になり周りには、うっすら明かりをともしている電灯と、自販機しかない道に止まりました。
ぢゃあ仕方ないからここで一休みしよう。。。
その前に自販機でコーラでも買おうと、母は外に出て、自販機にお金を入れようとした。
その時、急に周り中の電気が消えた。
びっくりして走って車に戻った。
妙に変な空気を察した母はここはやめようよ!!
と言いました。
それには皆賛成ですぐに発進しようとしました。
…エンジンもかからない…!?
気付くと、周りの電気は元通り。
田舎だから仕方ないのか…?
やっぱここでいっか。
一瞬で意見が一致した。
ジュースはもういいから寝よう。。
しばらくして、少し風が吹いた。
1㌢ほど窓が開いていた。
それはそれで心地よかったので放っておいた。
しかし何か視線を感じて、もう一度窓を見た。
骨がいた。白髪が少し残っていて、色あせた紫の着物を着ている。
その子供らしき骨をおぶっていた。
きっと死ぬ時、裸だったのだろう。
何も着ていなかった。
びっくりしすぎてどうしようもなかった。
その骨の手窓をすりぬけて、自分の子供を触ろうとしていた。
心なしか、その母骨は悲しそうに見えた。
いつの間にか、朝になっていた。
子供はちゃんといる。
でも、子供が上に羽織っていた上着がなくなっていた。
怖い話投稿:ホラーテラー 悪鬼さん
作者怖話