亡くなった人へも、敬意を払わなければいけないと感じた話しです。
以前のバイト先のオーナー宅のおじいちゃんが亡くなった、という話を聞きました。
私は、葬儀に出席しなかったのですが、知り合いが仕出し屋に勤めていて、オーナーがその仕出し屋さんにお弁当やお膳を注文していたそうです。(私の友達がそこで営業をしているので、奥さんが頼んでくれたそうです)
泊り込む親族のためにアルコールを含む飲み物や、食事なども準備していたらしいのですが、
とにかくその夜は『宴会』のように盛り上がっていたそうです。
一気飲みのをしたり、自分がおじいさんの世話を見てきただの、他の親族が引く位すごかったそうです。
葬儀会場の責任者と、「おじいちゃん、怒ってなければいいけど」と話していたそうです。
次の日、葬儀が終わり友達が会場へお膳などを引き下げに行った時、
会場の責任者が近づいて来て「やっぱり、おじいちゃん怒ってたみたい」と苦笑いをしていたそうです。
話を聞いてみると、葬儀の最中ソウソクが不自然に炎をあげたり、社員が遺影のおじいちゃんがオーナー達をにらむのを見ていたそうです(3人ほど見ていたので、見間違いではないと言ってたそうです)
あげく、その話をしている最中にも、祭壇を解体するのに使う脚立が、足を開いた状態でロックもかかっていて、平らな床に置いてあったのに、倒れたそうです。
しかも、そのオーナー家族を知る人と知り合いなのですが、
その後しばらくの間、おじいちゃんが葬儀の出席した親族の家に現れては「○○(オーナー)と××(息子)を叱ってやって欲しい」とか、「あんな子達ですが、助けてやって欲しい」とかお願いしていたそうです。
おばあちゃんはご健在なのですが、今ではオーナー家族はどうしたら全財産を自分たちのものにできるのか画策しています。
確かに建物、土地などの財産を合わせると数億にはなるそうです。
でも、それが目的で両親の世話をしているのですから、おばあさんに何かあった時は、どんな事になるんだろうと人ごとながら心配です。
怖い話投稿:ホラーテラー ハウスさん
作者怖話