駄文です。
うろ覚えなところもあり微妙に脚色されてますが
だいたいこんな感じでした。
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2年程前、本当にあった話。
部活の大会があった日。
友達とお昼ご飯を買いに行った。
コンビニへ向かいながら財布の中のお金(小銭)を数えていると
友達が私の百円を強奪!
当時の私にとって百円は大金。返してもらおうと嘆願した。
私「返してくれ〜!
貴重な百円なんだ!お願いだから(泣)」
友「ん〜‥じゃあ百円の裏表当てたら返してあげよう」
そんなわけで「コイン当て」開始。
友達が百円を空中に軽く投げる。
私は落ちる百円をジーっと見、裏か表かを見定めていたが、分からなかった。
私にそんな動体視力はない。
百円が友達の手の甲に着地し、すかさずもう片方の手がその上にかぶさる。
友「さぁ、どっちだ?」
とうとう決断を迫られた。
その瞬間、大会に出た疲れのせいか、意識がフワフワし始めた。
あんなに執着していた百円なのに、どうでもよくなっていた。
そんな気分でもう一度、百円を覆っている友達の手をみた時
百円が「視えた」。
正確には頭の中、前頭葉辺りに
「パッとイメージが浮かんだ」。
それは数字が書かれていない、花がある方だった。
私「‥表?」
友「さぁどうでしょうか!?」
友達が手をどけると
「視た」通り、花があった。
どういうわけかすぐに百円を返してもらえなかったので、後4回程コイン当てをやった。
それら全てちゃんと「視え」、当てる事ができた。
最終的に百円は返ってきたが、その際「お前キモい」の一言を添えられた。
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たびたびこのような事はありましたが、顕著に表れたのはこれだけです。
未だに不思議。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名願望さん
作者怖話