短編2
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48日

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これは本当にあった話です。

小学3年生の頃の梅雨。

私のお婆ちゃんのお姉さまが亡くなった。

その時、私は初めてお葬式に行くことになった。

無事にお葬式が終わった。

それからしばらく不思議な事やおかしな事は起こらなかった。

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が、それから48日後、ある事が起こった。

私はお父さんに言われて、順調に宿題を済ませる事が出来る様に、夏休み計画カレンダーを作っていた。

ある程度完成して、休憩しようとした時だった。

「ロンドン橋落ちる」の曲が突然、英語で流れた。

それを歌っているのは大人の女の人の声だった。

その後、高い女の人の笑い声が聞こえてゾッとした。

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私の家にはスピーカーがある。

ここ最近、お父さんは怖い効果音を留守番中などに携帯で流していた。

だから、今回の曲もお父さんが流したのだと思った。

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けれど、お父さんを探していたら、お父さんとお風呂に入っていたことが分かった。

もちろん、携帯は充電器に入ったままだ。

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私がお父さんに聞いたら、「妹が英語の歌を見ていたからその歌だ」と言われた。

確かに妹は英語の歌を観ていたが、全く違う歌だった。

しかも、幼稚園児くらいの男の子が歌を歌っている動画を観ていた。

「絶対に違う」と私は思った。

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すると、妹が突然鏡に向かって

「あなた、だあれ?」と質問していた。

妹はまだ2歳。

鏡には妹と、それを観に来た私しか写っていない。

私はここでハッとした。

お婆ちゃんのお姉さまが亡くなられてから49日なのではないか?と。

とても気になったので、お母さんに私のお婆ちゃんへ電話をかけてもらった。

お婆ちゃんの話によると、「お婆ちゃんのお姉さまが亡くなってから数えて49日じゃないか」と言われた。

そこで、お婆ちゃんに確認してもらうと49日の一つ前、48日だった。

私は「ああ、お婆ちゃんのお姉さまは私の所へ来てくれたんだ。」

そう思うと嬉しくなるけど、実際に曲が聞こえた時はとてもドキドキした。

まだ、見守ってくれているかな。

「お婆ちゃんのお姉さま、今までありがとう」

編集日:2021/3/25

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天津堂 様
アドバイスありがとうございます。
参考にさせていただきます。

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ネタバレ注意
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ありがとうございました。
次作る時はもっと詳しい説明をします。

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ご自身の中でのイメージがどんなに描けていても、文章にしてくれなければ、他者には伝わりません。
より繊細な描写を試みて下さると、更に良い作品ができるかなと感じました。

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