短編2
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ぼくのパパ

以下はF市在住の小学校3年生緒方尊くんが、父の日に書いた「ぼくのパパ」という作文。

現在は警察の証拠資料として厳重保管されている。

なお、尊くんは今、児童保護施設に一時収容されている。

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ぼくのパパはいつも裸でした。

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金色のかっこいい首わをしていて手足はロボットみたいでなかなかかっこよかったです。

そしてチーコとなかよしでした。

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なぜならパパとチーコは1日じゅう地下しつでいっしょにあそんでいたから。

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チーコというのはうちのペットの猿でメスです。

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ぼくはパパもチーコもどちらも好きでした。

でもママはどちらかというとチーコのほうが好きだったみたいです。

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朝地下しつでぼくがごはんだよというと二人ともビュンと走ってきます。

チーコもパパもすごくおいしそうにガツガツ食べます。

でもときどき取りあいをしてケンカしたりもしてました。

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ぼくは毎日チーコのおさんぽをします。

パパもいっしょにつれていきたかったのだけどいつもママにだめだよとおこられました。

だから地下しつはパパのウンチでいっぱいでとてもくさかったです。

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昔1回だけママに「どうしてパパの手足は他のパパとちがうの?」とききました。

そしたらママは「あなたが生まれるちょっと前にパパがママに悪いことをしたからもう悪いことができないようにしたのよ」と教えてくれました。

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ある日の夜

ママが「パパがいないパパがいない」とバタバタしてました。

ぼくといっしょにさがしてみるとパパはおにわのすみにかくれてました。

ママは「こんちくしょーこんちくしょー」とパパをバットで何回も何回もたたきました。

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次の朝

チーコが鳴いていたので行ってみると

パパが地下しつの入口の近くでぐったりしてました。

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ぼくはママといっしょにおにわの柿の木の下にうめました。

ママはボクにこれはないしょだからねとこわい顔でいいました。

あとぼくが悲しそうにしてるとママは「また新しいパパをつれてきてあげるから」といいました。

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