ご存知の方もいると思いますが、およそ10年前に「いいとも!」でタモさんが話した怖い話です。
これは昔、タモさん自身が体験した話だそうです。
タモさんの友人Aが、ある日から仕事を休んで何日も顔を出さなくなりました。
タモさんともう一人の友人Bは、Aの事が心配になってお見舞いに行くことに。
Aのアパートを訪ねると、Aはげっそりと痩せこけた顔をしていました。
タモ「お前、大丈夫か?ずっと休んでるけど、どっか悪いのか?」
タモさんが尋ねると、Aはかぶりを振って応えました。
A「いや、彼女がさ……仕事行くなって、言うもんだから」
その言葉にタモさんとBは「え?」と驚きます。Aに彼女ができていたことなど初耳だったのです。
そして、Aはタモさんたちを部屋の中へと招きました。
タモさんもBも、その彼女に興味津々になり、部屋の中を捜しました。しかしAの彼女など、どこを捜しても見当たりません。
B「どこにいるんだよ、その彼女は?」
Bが尋ねると、Aは寝室の方へと行きました。
タモさんとBも寝室についていくと、Aは部屋の隅に置かれた洋服箪笥を指差しました。
A「そこにいるよ」
タモさんもBも「……?」となります。
タモ「そこってお前、箪笥しかないぞ」
A「だから、その箪笥の向こう」
Aの言葉にタモさんもBも、訳がわからないと互いに顔を見合わせます。
洋服箪笥の向こうはすぐ壁になっており、壁と洋服箪笥の隙間はほんの数センチしかないのです。
タモさんはAが冗談を言ってるのだと思いました。
タモ「ここ?(笑)」
その冗談に乗ってきたタモさんは、箪笥に近づきながらAに何度も確認します。
Bも苦笑していました。しかしAは無表情のまま。
タモ「ここにいるんだ。お前の彼女は!(笑)」
と言いながらタモさんとBは、箪笥と壁の間の隙間を覗いてみました。
そこには、厚さ2,3センチの女が、細い隙間の中にいてジッとこっちを見ていました。
まるでCG加工されたような、ペッシャンコの女だったそうです。
終
なんかウソっぽい…タモさんの作り話かな(人怖がらせるの得意だから)。と思いましたが、当時その放送を見た時は、素直にゾッとしました。
作り話だとしても、想像すると結構怖くなってしまいます。で、家具と壁の間の隙間とかが、怖くてあんまり覗けなくなりました。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話