短編2
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離れられないの…。

少し前にトンネルの恐怖体験の話がありましたので、自分のも投稿させてもらいます。

自分達が肝試しに出掛けたのは足の無い女の子の幽霊が何度か目撃されたという話がある所で地元では有名な場所でした。

先輩達に連れられて肝試しに行くことになったのですが彼女がいなかった僕の為に気をきかせてくれ、数人の女の子が来ていました。

幽霊が出たり変質者が出て女の子がピンチになったら守ってやれ!とか言われて冷やかされたりもしながらトンネルに到着しました。肝試しは深夜が最適だとは思いましたが地元のはずが先輩が何度も迷ってしまい到着する頃には、うっすら明るくなっていたのを覚えています。車2台から人が降りてきて総勢11人。

怖いから全員で中に入って反対の出口に着いて戻る。リーダー格の先輩が決めたルールに全員が納得して歩き出しました。

僕は1つ上の女の子に声を掛けられ一緒に歩きました。

ふと歩いてると左側に謎のスイッチ?を見つけたのです。これは何だ?思い軽く押してみるとトンネル内の電気が全部消えました。

全員パニックになり夢中で来た道を走って戻ります。僕は何てことをしたんだと思いながらもバレたときは怒られると思い走ります。すると全員逃げ出したのに入り口に女の子が1人立っています。自分と歩いていて女の子でした。待っててくれるなんて優しい人だと思いながら、逃げないの?って声をかけてみました。「わたし、ここから離れられないのよ…」

よくみると足が無い。

狂ったように自分も先輩の車に逃げ帰りました。

先輩に今のことを打ち明けて確認してみると、そんな女の子は連れてきてないと言われて顔面蒼白です。

俺が話してた人は誰なのか今でも不明です。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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