霊的な話ではありません。
既出かもしれませんが…。
一般に風邪といわれるものは、数百種類あると言われています。
そのなかでも溶血性連鎖球菌(溶連菌)というのは、
最もポピュラーな菌の一つで、喉や消化器官に普通にいる常在菌です。
普段は大人しく思える菌ですが、
免疫力が落ちたときには大抵の場合に風邪の症状がでます。
子供がよくなる扁桃の炎症が主です。
しかし、時に恐ろしい壊死性筋膜炎という劇症型A群溶血性連鎖球菌感染症を引き起こすことがあります。
これは筋肉を包む膜(筋膜)に感染して起こるもので、
1時間に数㎝も四肢の末端から壊死する恐ろしい病気です。
数ヶ月間も四肢を切開したまま直接洗浄するなど、
かなりのハードな治療が必要になります。
日本でも200人以上の感染が確認されています。
死亡率は全細菌感染症の中で『最高』の30%。
その恐ろしさのため、劇症型A群溶血性連鎖球菌は「人喰いバクテリア」と呼ばれています。
睡眠不足や栄養不足など不摂生な生活の方、
熱が出ても気合いで仕事な方、
「たかが風邪」と放っておくと怖いですよ。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話