老人は独り暮らしをしていた
ある日、老人は足を折る大怪我をして動けなくなってしまった
目の前の電話の位置にすら動けない
この家は周りの家々から離れており、助けを呼んでも誰も助けには来てくれなかった
老人はそれから何週間もの間、茶の間の机にある食べ物で食いつないだ
だがそれも尽きてしまう
老人は孤独と虚しさと無力感で泣いていた
自然と小さい頃の事を思い出した
小さい頃、両親といったお祭りは楽しかったなあ
そして学校での思い出や、会社での思い出
楽しかったこと、つらかったこと
色々思い出した
もう一度孫に会いたかったなぁ
娘は元気かなあ
もうおばあちゃん死んじゃうけど
いつまでもお前たちは幸せでね…
その老人の死体が発見されたのは死後1ヶ月後だった
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話