心霊系だがあまり怖くない
恐怖をお探しの方はスルーの方向で
長くなりそう&今は時間がないんで前後編に分かれます
すんません
俺には霊感というものがあり
普段の生活で霊とやらが見える体質だ
だからといって悪鬼退散!!みたいな事は出来ずただ見えるだけだ
関わりたくないから普段は気にしないでスルーする
向こうからチョッカイかけてきたら
情けないが我が家の愛猫大和が助けてくれるというか守ってくれてる
大和には過去出産歴があり
生まれた子猫の一匹を大和と共に飼い『撫子』と名ずけた
老いてなお活発で好奇心の固まりみたいな大和とは対照的で撫子は冷静沈着・気分屋だが負けず嫌いな所がありかなりのツンデレだWWW
前置きが長くなってすんません
今回は隙間(隙魔)の話
ある日
妹が変なのを連れてきた
妹「ただいま- 友達来てるから部屋来んなよWw」
俺「おかえり ○○(妹の名前)の友達?いらっしゃい 汚い部屋だけどゆっくりしてってなWw」
友達A子(仮名)「○○(妹の名前)お兄さんいるんだ-Ww お邪魔します」
A子は感じの良い普通の子だった
だがA子の後ろにアイツがいた
身長がいようにデカく
天井に頭を付け俺を見下ろしている
髪が長くボサボサに乱れていて顔は見えない
手が長く地面について引きずっている
背は高いくせに横幅は15㌢位しかなく横にコンパクトな異様な形をしていた
家にいれたくない部類のヤツだが
A子にへばり付いているいるようだし
A子に家に入らないでくれとも言えず
とりあえずスルーにした
2階の妹部屋に行くときも後ろにピタリくっついて行った
その後ろ姿を見送っていたら
アイツが頭だけ180度回転させ俺を睨んだ
目が合ってしまってから
後ろ姿を見送っていた事を後悔した
俺にしてやれる事はないし
大和は外にハンティングに出掛けてるし
撫子は日なたぼっこ中で邪魔されるとネコパンチを繰り出すからスルー
3時間位でA子は門限があるからと言って帰った
A子の後ろにいたアイツはいなかった
『アイツ置いて帰るのかよWWW』
とりあえず妹の部屋に漫画を借りる口実で潜入したがアイツはいなかった
とりあえずホッとして自室に入ろうとすると
撫子が足元で顔をこすりつけてきた
「めずらしいなぁ-Ww撫でてほしいんか?Ww」
普段触られるのを嫌う撫子が擦り寄って来たので
屈んで撫でようとすると
スルリと手から逃げ廊下を歩いて行った
10歩程歩き後ろを振り返る
その様子は
『私を捕まえてごらぁんWw』
ってバカップルが波打際でやる
例のアレだwwww
馬鹿で阿呆で単細胞の俺は
「マテマテ〜Wwこ-いつぅWWW」
って追い掛けたWWW
俺が追い掛けるのを止めると
撫子も止まり後ろを振り返り
『あらぁ…もぉ終わりかしら?』
って瞳で俺を見る
そんな追いかけっこをしていると
入口が一つしかない和室に入って行った
「馬鹿めWWWもぉ逃がさないぞWw捕まえたらナデナデ&肉球ぷにぷにの刑だww(゚W゚)www」
和室に入り唯一の出入口の襖を閉める
部屋に撫子はいなかった
襖が10㌢程開いているのを見つけ
「撫子もまだまだだなWw」
なんて襖の隙間に手をいれようとした時
アイツがいた
隙間にピッタリと細い身体をはめ込むようにして
続きます
怖い話投稿:ホラーテラー 黒ネコ大和さん
作者怖話