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短編2
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シャレにならない…

元業担です。

今回はネタ系ですが、実体験です。

今でこそ笑えますが、当時は笑えなかった話…。

各寮の布団を、夏用から冬用に交換する時期がきた。

相変わらず、業者と各寮を回るのに新人業担が駆り出される。

私は駅前で業者と落ち合い、寮へと向かった。

一応、布団交換の知らせはタイムカード入れに貼り出されていたが、

「そんな話、聞いてない」

と憤慨する、就寝していた夜勤者を宥めつつ交換していった。

ある部屋で、敷きっぱなしの布団を回収しようとめくった時、

「おわっ!」

と思わず叫んだ。

布団の下から、ワラワラと虫が這い出してくる!

蟻、団子虫…なんで百足までーっ!

回収する枕で、叩き殺した。

…コイツは、どんな暮らしをしてるんだ?

ある3DKで、日勤者の部屋に入った。

襖を開けた瞬間、私も業者も唖然…。

部屋はビッシリと発泡酒の空き缶で、御丁寧にも二段重ねで囲まれ、布団の上には僅かに人の形のスペースがあった。

空き缶の上には、レジ袋に入れられたカップ焼きそばの容器が多数。

青ざめた顔の業者に、私は、

「回収はやめて、新しい布団を置いて帰りましょう」

と言った。

業者も納得。

後日談だが、部屋の住人から古い布団を回収してくれ、という電話がきて、私が回収した。

生ゴミの臭いがした…。

私は、差別はしない。個人の自由は尊重する。

しかし…。

ある日、新規入社の従業員が研修を終え、入社案内をすることになった。

早めに着いたから、まだ実技をしている新規入社の従業員達。

しかし、一人だけミニスカの女性がいる。背が高い。180cmはある。

おいおい…ミニスカで実技って…と呆れていたら、その女性が振り返った。

瞬間、全身が鳥肌立った! 馬面の、明らかな男顔! でも胸がある! 何コイツ…オカマ…?

後で、先輩から聞いた。性転換した、元は男性だと。

戸籍も女性に変えていた。

しばらく、夢に見てうなされた…。

繰り返すが、私は差別はしない。

でも、生理的に受け入れられないモノは無理だった…。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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