現在進行形で悩まされている現象を投稿します
初めて経験したのは小学生の頃、友人二人と私の三人で廊下を歩いていた時にです
トイレから出て教室に戻っている途中、バチン、と、まるでゴム手袋のような厚みのあるゴムが弾けるのに良く似た音が耳元で聞こえるのと同時に金縛りに良く似た状態に陥ったのです
指先一本動かすことも出来ませんでした、喉の奥からひゅうと音がしたのを聞いて瞬間、視界が暗転し意識が飛んだのだと思います
それは一瞬の出来事だったのでしょう、気付けば一緒に居た筈の友人が周りに居ませんでした
呆然とするしか有りませんでした、教室から誰かが騒ぐ声が聞こえます
辺りを見回すと、友人達がトイレから出て来るのが見えました。置いてかないでよ、と言われたと思います
しかし確かに私は2人と一緒にトイレを出たのです
不思議に思いましたが、その後暫くは普通の生活を過ごせて居たのです
次にその現象が起きたのは高校の頃、駅のホームででした。電車が到着し人の流れに従って乗り込もうとした瞬間、あのゴムが弾けるような、以前聞いた音と金縛り、そして暗転。初めは立ち眩みかと思いました、しかし気付いた時来たはずの電車はそこに無く、あれだけ居た筈の人は殆ど居ない。
線路へ落ちるギリギリに立ったまま軽度のパニックです。
とにかく誰かに連絡を取ろうと携帯を見ました、待ち受けの時計が私が家を出た時間より一時間も早い時刻を示した所でした。
これ以降、明らかに同じ現象が起きる回数が増えて行ったよう思います
[戻る]時間の幅としては数秒から長い時は一週間
一日に数回起こる事もあれば、数週間おきない時もあります
ホームでの一件を含め危ない目にもあいました、寝ていた筈なのにも眠る前の時間に戻っていた時もあります
私以外の全てが、時間ごと巻き戻ってしまうのです
そして今現在、私は21歳になりました、切実に気のせいであって欲しいのですが、周囲より若干年を取るのが早いと言いますか、私の肉体には巻き戻った時間も加算されているよう感じます
似たような経験をされた方、いらっしゃいますか?
この現象を回避する方法は無いのでしょうか。
一番怖いのはもしも次回、何年も巻き戻ってしまったら家族や周囲は私のことを分かってくれるでしょうか…
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話