俺が中学三年の時だった
俺は、良く言えばやんちゃで、悪く言えばバカだった。
中学の友達(ABとします)ある日、Aが受験も終わったし、遊びに行くか~!見たいな事になり、俺もBも賛成して、地元から、結構離れた所の、ホテルに泊って、観光する事になりました。
俺達が、観光から帰ったらもう23時を過ぎ、明日も色々観光したいので、早く寝ることにしました。
しばらくしたら眼が覚め、携帯を見るとまだ2時半だったので、AとBを起こしてトイレに行きました。
その時の会話がこんな感じでした。
俺「ちょっとトイレ行かん?」
A「メンドイ」
俺 「頼むって」
A「わかった百円な!」
俺「わかった」
A「Bどうする?」
B「俺行く~!」
俺「起きてたのかよ!」
B「うん」
みたいな感じで、皆でトイレに行く事にしました。
トイレも終わり、トイレから出ると、髪が長い女性と、同じく髪が長い男性とすれ違いました。
五十メートルくらい離れたところで、多分Aがかなりの大声で A「気味悪いカップル」と言うと、そのカップルが振り向き、とてつもない速さで、追いかけてきました。
言葉を発する暇も無く、とにかく走りました。そして部屋付き、鍵を閉め、やっと喋るようになりました。
A「なんだぁあれ?」
俺 「お前が変な事言ったからだろ!」
B「まぁ助かったしいいじゃん!?」
A「そうだよ!」
等など色んな事を話してると…
「ドンドン、ドンドン」ドアを叩く音がした。
B「A!でろって!」
俺「とりあえず誰ですか?って聞いてみて!」
A「そんくらいなら…」
A「誰ですか?」
?「ホテルの係員の者です、先程大きな声が聞こえましたから、何があったか気になり見に来たんですけど…」
A「よかった。」
B「ふ~」
俺「おかしくない?」
係員「少し開けてくれませんか?」
俺「なんで?」
?「ちょっと状況を確認したいからです。」
A「どうする?」
B「係員だし開ければ?」
俺「覗き穴見た?」
A「見た?」
B「わかんね」
A「見てみる…」
俺 「ありがとう…」
その時Aは、急に震え出した。俺とBは何があったかわからなく、とりあえず俺が覗き穴を見てみた。
俺は言葉を失い、Aもどんどん震えが激しくなる。
Bだけは見ていない…しかし、Bも見てしまった。
B「うわーーーーー」
もう人間とは思えない声で叫んだ、その瞬間、係員が豹変した。
係員「見やがって~てめぇら全員出てこい、ぶっ殺す、ぶっ殺すぅぅぅぅ」
A「も、もうでよ!」
俺「駄目だって!」
もう俺を含め全員、放心状態だった。
「ドンドン、ドンドン」音が続く、俺は作戦を考えた。その作戦は、まず1番非力だったBがドアを開け、二人でそいつをぶん殴る、という作戦だった。皆は頷き、勇気を出した。その間も「ドンドン」という音は続いている。
俺「行くぞ…」
AB「うん…」
俺「開けろーーー」
扉が開いたそして俺とAは殴りかかった。
その作戦が馬鹿だった。簡単に避けられて、俺とAはコケる、その間に女(係員だと思って覗き穴を見た時、実際はさっきの髪が長い女性だった。)
が俺達の部屋に入り扉を閉める。俺とAはやっときずいた、Bは部屋のなかだ。
A「おい!B大丈夫か?」
俺「返事しろって!」
B「うぎゃーーーーー」
Bの叫び声が聞こえた。
でも、部屋は開かない…
でも、ドアノブを回し続けた。
後ろに気配を感じたかと思うと、後ろには、髪が長い男性がいた。
俺とAは逃げた、Aが後ろを向いた。
A「来てるって!」
俺は言葉を出す事が出来なかった。
行き止まりだ!終わった…男は追い詰めて来る、Aももう気絶すんぜん、そして、男が飛び掛かって来た瞬間…本物の係員が来た。
俺とAが泣きながら説明した…
係員「君達、二人だけ?」
A「Bが部屋にいます…」
俺「Bが危ない!」
俺は猛ダッシュでBと女の部屋へ…部屋が開いてる…Bを見ると生きてる感じだった。
その後係員に何があったかを聞かれ全て話した。
Bは何も覚えて無いらしい、係員は信じてくれた。
その後自分の家に付き俺はホッとした。
Aは…………………………………精神病院でがんばっている。
Bも大丈夫らしい…
お祓いもしてもらったし、大丈夫だと思う
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話