まだ人の少ない朝の駅のホームで電車待ってたんだ。
もう少しで電車が来る…っていう、その刹那。
あっという間だった。
横にいたオッサンが飛び込みやがった。
電車がオッサンの上を通り越して、停まった。
いきなりの出来事に驚き立ちすくんでいると、電車は何事もないかのようにドアを閉めて発車してしまった。
電車が通過した後には、さっきのオッサンが無傷でそこに立っていた。
「ビックリした?な、ビックリしたやろ?マジ弾かれた思ったやろ?フヘヘ…」
気持ち悪い笑いを浮かべるオッサン。
オッサンが着ていたランニングシャツには、「雪女」と真ん中に大きくプリントされていた………
怖い話投稿:ホラーテラー かんしゃくボーイさん
作者怖話