これは、僕がまだ5歳だったころの話です。
この日はなぜか朝4時に起きてしまい1階に下りたら茶の間に同じくらいの少年がいた。
最初僕は弟かと思いました。うちには次男と三男がいてどちらかと思った。
黄色のTシャツと緑色の短パン。その時僕は喋ることができなかった。真夏で暑いはずなのに背中が冷たくなった。動こうとした。
その少年がこちらを向いた。振り向くまで2分ほど時間がかかったような気がした。完璧に振り向いてくれた後、眼を疑った。今で言うのっぺらぼう。怖くなり目の前のおばあちゃんの部屋へ行った。もう一度見てみると、その少年はいなくなっていた。この経験は12になった今でも忘れられない。あれはいったい何だったんだろうか・・・。
怖い話投稿:ホラーテラー 玄田 武さん
作者怖話