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短編2
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社員寮 続編

先日、投稿しました。社員寮の続きです。

先日は、20年前の出来事を思い出しながら書きましたので、後から思い出した事などを付け加えたくて、もう一度、投稿させて戴きました。

申し訳ありません。

前回、投稿させて戴きました〇〇紡績 男子寮ですが、まさに誰でも100%幽霊に遭遇できる場所でした。

今、思えば何故にあの時、写真や映像で残さなかったのか残念でなりません。 あの当時は、今と違い携帯の写メなどございませんし、また当時はVHSのビデオカメラがありましたが、とても高価でわざわざ幽霊を撮るために、購入する社員もいなかったんでしょう。

日本国内を探しても、100%幽霊に遭遇できる場所は、そうないと思います。残念です。

さて、その男子寮ですが、入寮している社員は、私の目から見て、みんな壊れかけてましたね。

仕事のある日でも一日中、酒飲んで「酒飲まな、怖くてやっとれんわ」という社員や、酒飲んで怖いのを、やせ我慢し「かかって来い!」と壁を殴りまわす社員、酒を飲めない者は、自分の車で寝起きしていました。

寮の社員は、ほとんどが地方からの人で、不思議と寮を出て一人暮らしを、する人はいなかったですね。寮費と食堂代の安さが幽霊より魅力的だったんでしょう。(当時の物価は高かった。)

私も、寮に友人が多かったので週末の夜、泊まりがけで何度も遊びに行って、友達と酒を飲むたび、幽霊を目撃して窓の外から血まみれの女に睨まれると心の中で(こんなのが毎日続くと精神的にまいるわ)と思いました。

約一年で耐え切れなくなった男子社員が会社に猛抗議して、寮の移転が決まりました。

総務課の気の強い、おばちゃんが皆を馬鹿にしたので皆が激怒!「オバハン!だったら、おのれが一晩、一人で泊まっみぃ~」おばちゃんは、皆から責められました。

当時は、バブル景気の真っ只中、会社も社員に辞められたら困るし、また悪い噂が流れて新入社員が来てくれないと困るので移転を決めたのでしょう。

移転後、その寮は閉鎖され、誰も近付かない廃屋のようになりました。

前回の投稿で、その寮は戦時中、朝鮮人の方がたのご遺体の捨て場と書きましたが、もともと戦時中の無縁のかたがたも捨てられていた場所だと訂正します。(前回、書き忘れてすみません!)

前回も書きましたがその場所は元々は、女子寮です。女性社員は約三年我慢して寮の移転を願いました。男は一年、女は三年我慢、女性は強い!

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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