誤字、脱字があったらすみません。
高校生の時、俺は特に部活をやりたいとかそんな願望はなかったので幽霊部員として文化部に所属していた。
当然帰る時間も早く、よく遊んでいた。
それが祟り勉強(特に英語)が出来ず、ある日居残りをする事に……
先生にプリントを10枚程渡され、面倒臭いと思いつつ早く帰りたい一心で書きつづけた。
気がつけばもう外は薄暗く、人は周りにいなかった。(ほとんどいなかったと思う)
職員室に行ってプリントを提出する際に技術室の前を通った。
教室の方を見ると電気もついておらず、誰も居ないようだった。
(…いつもなら技術の先生いんのに……どんだけ俺遅くなっちゃったんだよ……)
そんな事を思っていたら前に誰かが立っている。
俺は誰だと思って顔を上げた。
その際の記憶がない。
俺は気づいたらプリントを渡すはずだった先生に心配そうに顔を覗き込まれていた。
落ち着いてから先生に話を聞くと、あまりにも俺が遅いので心配して見に行ったら俺が技術室前の廊下で突っ立っていたそうだ。
何故か俺はその顔を上げた瞬間の記憶がなかった。
何か恐ろしいものを見たような気がしたが、思い出そうとするだけで嫌な汗が出てきた。
その場はただ疲れてぼーっとしてしまったとして説明した。
家に着き、恐怖などからその日は早く寝た。
恐ろしい事は次の日に起こった。
起きて周りを見てみると、部屋は普段通りだが何故か見え方が違う。
おかしい……
しばらくして気づいた。
俺の右目が見えない
まるで手で覆われたように見えない。
医師に何故かはわからないが、眼底出血を起こしていると言われた。
この年でなるのはかなり珍しいと言われた。
その後、何事もなく通院して6ヵ月程で回復し前のように普通に見えるようになった。
今まで体験してきた中で一番でかかった被害の話がこれです。
長話にお付き合い下さりありがとうございました。
怖い話投稿:ホラーテラー ゆららさん
作者怖話