昨日の夜から熱が下がらないので、点滴をしています。
ちょっと、体調万全ではないので途中で終わるかもしれない事を先に謝ります。
それでは・・・続きです。
三人がいっせいにドアのほうを見ました!
ドアが開いただけ・・・?
開いた部屋は真っ暗ですが、何か・・・感じます。
『・・・電気・・・付くかな?・・・』
資料を抱え、近づきました・・・ゆっくりと・・・。
入ろうとし、壁伝いにスイッチを探して何かに触った、その時でした!
ぎゃゃゃゃあぁぁぁー!
言葉に表せないほどの叫びでした。
何かが手を掴みました。
と、同時に初老の男性の顔が、ヌゥっと出てきました。
再び、三人がいっせいに!
ぎゃゃゃゃあぁぁぁー!
一目散に部屋を出て廊下を走って逃げました。
踊り場まで着いた時、依頼を受けたナースが、
『ヤバイ!逃げる時、資料を投げちゃった!』
『何言ってんの!まず外に出よう!』
タッタタタタタタ!
カンカンカンカン!
ようやく1階に降りて息を整えている時でした。
タッタタタター!・・・タッタタタター!
カンカンカンカン・・・!
誰かが来るのが聞こえました。
追われてる!
外に出ようと重いドアを押しました!
ビクともしません。
三人が一緒に、せぇーの!
ガチャン!
チェーンがかかってるらしき音・・・。
『嘘でしょー!』
その間にも階段を降りてくる足音。
恐怖に押し潰されそうになった時でした。
『あっちに本館に出るドアが有るの思い出した!
行こう!』
三人は急いでドアの有るほうに走りました。
『あったぁー!』
ガチャ・・・・・・?
そこは外では無く・・・待合室のようなだだっ広いホールでした。
すると、後ろから
タッタタタター!タッタタタター!
と駆け寄る音が聞こえてきました。
『急いで!入って、ドア閉めて!・・・。』
ダンダンダンダン!
ドアを叩く音!もう駄目だ!
ドアの外から声が聞こえました。
《ぉーぃ!大丈夫かー!》
聞いた事の有る声?
資料を頼んだドクターと警備員の声でした。
三人ともども大泣きでした。
あまりにも遅いので迎えに来たらしく、ドアにチェーンを掛けた事を怒ると、
『ドアは開いてるぞ。だから俺達、入っているんじゃん!』
見に行くと確かにチェーンは地べたに置いてあり、ドアは開いてました。
気を取り直しみんなで2階に行き、集めた資料を再び手にして残りの資料を見つけている時でした。
『あれ?・・・Aさん(最初のナース)は?』
『ちょっと!Aさん!Aさん!先生!ちょっと来てください!』
尋常では無い警備員の声。
皆、その姿を見て驚きました。
服はハサミかカッターで切られたような跡、顔や腕には強い力で捕まれ殴られた跡。
ナースが倒れていた場所は資料室の奥の部屋でした。
すぐに運ばれ、治療をしている途中に目を覚ました。
『大丈夫!何があったの?』
ドアを最初に開けた同僚のナースが聞きました。
資料を探していた時、何者かに引っ張っられるようにあの部屋に入ったそうです。姿形は見えず、その後は記憶に無いそうです。
切り刻まれた服を取出し、捨てようと持ち上げました。
ヒラリ・・・
何かが落ちました。
『写真・・・?』
それを見た瞬間、三人は凍り付きました・・・。
その写真にはドクターと思われる大勢の手術着を着た男性達。
真ん中に座っている人の隣にはさっき見た初老の男性が写っていました。
写真の裏にはこのように書かれていました・・・。
【1939・中国ハル〇ン・笠〇班】
それを見たドクターが言いました。
『それは第二次大戦時の防疫給水部、いわゆる七〇〇部隊の石〇機関の物だと思う。でもなんでそれが!』
三人は資料室であった一部始終を話し、七〇〇部隊が書かれた物があった事も話しました。
そのドクターの話ではそれは考えられないとの事。
なぜなら、資料は全て敗戦と同時に焼き消されたか、万が一残っていたとしても米軍(GHQ)に没収されていると言うのです。
しかし・・・確かに三人はこの目で見ました。
その時でした・・・。
ははははははぁぁぁー!
Aさんが笑いだしたのです。
中途半端でご免なさい。
今日はここで終わります。
本当に、ご免なさい。
怖い話投稿:ホラーテラー もう! すぐ中学生さん
作者怖話