短編1
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図書室の男の子

初投稿です、誤字脱字などありましたら申し訳ない。

これは私が小学校低学年のときの話です。確か二年か三年の頃だったかと思います、ですので細部は想像で補って書いていきます。それでおkという方は続きを読んでいって下さい。

小学校に通っていた頃の私は根が暗く、人見知りの激しい内向的な子供でした。

その為か、他の子供の一部からいじめられ、教室にいたくないという理由から、図書室に行くようになりました。

最初はそんな不純な動機でしたが、生来の本好きが功を制して、私は時間を見つけては図書室に入り浸るようになりました。

無論、誘える友達もいなく、何よりその図書室は、人気がなかったのか人の出入りが極端に少なかったので、下校時間ぎりぎりまでそこで本を読み耽るのが毎日の日課になっていました。

そんなある日のこと、私はクラスメートからの嫌がらせに遭い、悲しい気持ちのままある一冊の本を手に取り読んでいました。

文字に眼を通していたものの、本の内容は頭に入ってこず、私は声を殺して泣き出してしまいました。

しかし、私が泣き出した直後、声が聞こえました。

第一声は、はっきりと覚えています。

「その本、面白い?」

続きます

怖い話投稿:ホラーテラー ホラー魂さん  

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