稲川淳治風味でお話致します。
今日、仕事の帰りの話です。
私はいつも通り埼京線に乗り、
武蔵浦和で武蔵野線に乗り換えて地元の駅に向かっていました。
いつも通り、何気ない帰り道でした。
そう…
あれを見てしまうまでは…
地元の駅に着き、階段を降り改札に向かっていました。
Suicaを取り
「ピッ」という音と共に改札を抜け、駅を出ていつもの道を歩いていました。
人通りの少ない道を、タバコを片手に歩いていたんです。
すると私の数メートル先にスーツを着た男が歩いてたんですよ。
「ぁ~会社の帰りの人か」
何気なくそう思い、歩いていました。
私はバリバリの営業マンでして、無意識に歩くのは速いんですよ
なんでだんだん男に近づくんですよね。
その男に近づくにつれ、何か気になることがあったんですよね。
何か持ってるんですよ。
まぁ会社帰りなんでバックだと思いました。
でも違うんですよ。
何か長太いものなんですよ。
さらに近くまで来ると
その人も右手にタバコを吹かして、左手に長太い何か…
私は気になって気になってしょうがなかったんで、さらに歩くスピードを上げて男の真後ろまで来たんです。
その瞬間
私は本気で吹いてしまいました。
コカ・コーラなんですよ
2リットルの…
右手にタバコ
左手に2リットルのコカ・コーラ
そしてただ持ってるだけならまだしも
飲んでるんですよ
ラッパ飲みで
こんなことってあるんですね~
怖い話投稿:ホラーテラー かりんとうさん
作者怖話