この話は私が小学生の頃見た不思議な夢です。あまりにもリアルだった為いまでもハッキリと覚えています。
怖くはありません。
ただ話したいだけです。
興味がある方はどうぞ。
1985年8月12日
○○航空の飛行機が墜落しました。
私は小学生の低学年で、よく意味が分からずニュースを見ていました。
分かっていたのは、国民的俳優であり歌手の○ちゃんが乗っていたこと、そして大惨事であったことです。
その日の晩、夢を見ました。
二人の姉妹、小学生くらいでしょうか…会ったこともない女の子です。
お父さんがいなくなったから一緒に探してと私に言います。
その姉妹のお父さんは、そう飛行機事故にあったのです。
大捜索の行われる中、三人で山に入りました。その姉妹には猫も一緒です。
何とも言えない暑さで、沢山の人々の声がします。焦げた匂いがします。飛行機からも熱が伝わってきます。
山の中をしばらく探していると、お父さんの遺体は見つかりました。
しかしお父さんは自分の座席の天井が墜落する衝撃ではがれて吹っ飛んだ映像が私には見えました。
その墜落の衝撃でお父さんには頭だけありませんでした。首からさげていたネックレスで本人と分かったのです。
姉妹と私は頭を探しました。背の高い燃えて焦げてしまった木の所で、妹に抱かれていた猫が走って木を登り上に引っかかっていた頭があることを教えてくれたのです。
………夢から覚めた私は早く誰かに教えないといけないと思い、お母さんに話しましたが相手にされず、そのまま心の中に閉まったままでした。
聞いて下さりありがとうございます。
やっと話したことで私も救われたでしょうか?
あの時の飛行機事故で亡くなった方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
怖い話投稿:ホラーテラー 紅秋桜さん
作者怖話