熊本県阿蘇郡にある白糸の滝は心霊スポットとして有名である。全国に同名の滝があるが、ここでは様々な心霊現象が起こっている。滝の高さは約20メートルで、カップルで行くと別れるという噂もある。ここ白糸の滝には古くから伝わる伝承がある。それは「寄姫伝説」と言われるものだ。昔、兵部という木山の領主の家臣だった悪露子が、夏のひとときの涼を求めてこの滝を訪れた(夕立の雨宿りに訪れたというパターンもある)。しばらく滝で休んでいると、どこからともなく美女が現れた。この美女は兵部と少し語り合った後、こつ然と消えた。しかしこの兵部は、この美女を忘れることができず、何度も滝を訪れた。そして滝に通うこと三夜、やっと再開することができて、二人は契りを結んだのである。この物語から白糸の滝は「寄姫の滝」とも呼ばれる。

しかし話はここでは終わらない。その後、二人は夫婦となって一緒に暮らし始めたのだが、寄姫が織物をするといって出かけるたびに奇妙な噂がたつことがあった。兵部はある日友人から、織物に使う道具を持った美女の人魂が、夜な夜な兵部の家に向かっていると聞いた。兵部は寄姫を問いつめるが、寄姫は知りませぬと答えるばかりで何も言わない。怒った兵部は刀で寄姫を斬ってしまう。斬られた寄姫は、外へ逃げた。兵部はその血の跡を追っていったところ、白糸の滝の洞窟に続いていた。そしてその洞窟には、大きな大蛇が血を流していたそうだ。これが寄姫伝説である。

ここで体験される心霊現象の体験談には以下のようなものがある。ある女性は新しい車を購入したため、休日はいつもドライブに出かけていた。その日も友人二人を誘ってドライブをしていたのだが、大学生であるため平日でも夜中にドライブをしていた。彼女は怖いもの見たさから、どこか心霊スポットに行きたいと思った。友人に言うと大反対されたが、運転手の特権で強引に行くことに決めてしまった。熊本には多くの心霊スポットがあるが、友人は田原坂には行かない!と言った。しかし市内から手軽に行けるところと言えば限られており、そこまで心霊スポットに詳しいわけでもなかった彼女は、有名な白糸の滝に行くことにした。ついた頃には夜中の二時になっていた。

周辺は霧がこく、視界は1メートルほどしかなかった。滝の音が聞こえてきたため車をとめ、ここで降りようと言って、友人二人がドアを開けて懐中電灯で足下を照らした。するとそこには、赤いハイヒールが一足並べてあったそうだ。友人が悲鳴を上げたため、驚いた彼女はすぐに車を発進させた。あまりの怖さに帰りの道では誰もしゃべらなかったそうだ。

女性は寮で生活していたのだが、帰ってから寝付けずガラス戸に寄りかかって漫画を呼んでいた。すると隣の部屋の寮生が、まだ起きているのかとドアを開けて入ってきたが、次の瞬間うわー!と叫んで自分の部屋に帰っていった。女性は怖くなってその寮生の部屋に駆け込み、何があったのか聞いたところ、ガラスの向こう側に長い髪がうつっていた、と怖がりながら話した。それ以降は何も起こらなかったそうだが、心霊スポットにはしばらく近づけなかったそうだ。

しかし数年後、一緒に行った友人たちと集まり、大学を卒業する前にもう一度白糸の滝にリベンジしないか?という話になった。また当時のように友人二人と車に乗って、滝の近くで車を止めた。しかし今度は何も起こらず、当時のも勘違いだったのでは?という話が出つつあったのだが、帰ろうとして車に乗り込んでライトをつけた瞬間、車の正面に女性がたっているのが分かった。驚いた彼女は、思いっきりバックして逃げ帰ったそうだ。それに懲りて、それ以降は二度と白糸の滝には行かなくなったという。

熊本県西原村河原3460
32.809061
130.903642
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