石淵ダムの近くにある手掘りのトンネル。岩壁から無数の手が現れるとの噂がある。

猿岩(さるいわ)トンネルは、岩手県奥州市にあるトンネルである。

このトンネルは石淵ダムから少し南下した所にある。手作業による土木作業で掘られており、道幅はせまいものの、国有林林道のトンネルで全長700mという長さは日本一だといわれる。

しかし、このトンネルは始めだけコンクリート舗装と見栄えは良いのだが、途中から出口まで採掘により抉れたままの岩肌が続く。トンネルないには照明もないため、まるで体内のように荒々しく波打つ岩肌の素掘になる。幅員はせまく、車同士でのすれ違いはかなり難しい程。反対側の出入り口はコンクリートはなく、岩肌がそのまま露出しており、かなりの迫力がある。

天井近くには一定間隔で碍子のようなものがついた棒が取りつけられている。軌道地代の名残なのか、ケーブルを引く帽子のようにも見える。

ちなみに、この隧道にまつわる話に「天井につるはしが刺さっている」というものがあるが、この棒のことを指しているかは不明。

ここには他のトンネル同様、朝鮮人の強制労働により採掘されたという噂や、作業中に死んだ霊などが現れるといった定番なものから、このトンネル独特の変わった噂まで存在する。

・トンネルを通ると窓に長い手の跡が付いていた。

・トンネルに入ると霊が取りき、家にまでやってくる

・トンネル入り口に白い靄がかかっている時、トンネルに入ると不吉な事が起こる。

・どこからともなく居る筈の無い女の声がする。

・トンネル出口から謎の光が猛スピードで追いかけてくる。赤い橋→次の橋を渡り→登りのカーブ?を過ぎると消える。

・トンネルの真ん中に錆びたツルハシが刺さっているのが見えると、トンネル工事で命を落とした作業員の霊が出る。(このツルハシは三つ視ると死ぬとも言われており、一つめはトンネル入り口の左上、二つめはトンネル真ん中、三つめはトンネル中央付近の左上にあるという)

・このトンネルの付近で夜に女性を乗せると、トンネルを抜けた頃には消えており、シートが濡れている。近くのダムに身を投げた女性の霊だといわれる。

・トンネル前の赤い手すり付近に霊が出る。

・入り口にあるコンクリートの部分には人柱が埋まっている。

・このトンネルには行方不明になった無人で走る白い車の霊が出る。

・岩壁から無数の手が現れる。
・ある若者グループあ、わがままな女の子を一人置き去りにして帰った。その後解放された他の女の子らから通報うけて探しにきた警察が、トンネルのところで発見したが、完全に正気を失い、精神に異常をきたしていたという。

この様に多くの噂があるためか、お盆などの夏休み期間に入ると、肝試し目的にやってきた多くの若者で賑わいを見せる。また、周辺のダムや林も心霊スポットなっている。

その他にも、トンネル手前にある橋にも数々の噂が流れており、一説によればこのトンネルよりも多くの霊が目撃されているとされる。

しかし、その後近くの胆沢ダムの拡張工事により、猿岩トンネルは封鎖。2013年4月には、ついに胆沢ダムによって猿岩トンネルは完全に水没した。(トンネルより霊が目撃されると噂だったダム前の橋はかなり前から解体撤去されており、基礎は水の底に沈んでいる)

その後、このトンネルの姿が唯一見られたのが、ダムの試験湛水終了による最低水位までの低下の際のみであり、かつてこのトンネルを訪れていた人々によって、その貴重な様子が撮影されている。

今後、このトンネルは異常渇水でも無い限り、トンネルが見える程まで水位まで下がることはもう無いと言われている。

岩手県奥州市胆沢区若柳
39.125987
140.9869
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