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生息地:インド、タイ、インドネシアなど東南アジア各国
大きさ:体長10~18メートル
特徴:上半身が人間で下半身がヘビ。頭には2本角。体色は暗褐色または暗い緑。全身にウロコ。
推測される正体:マッゾイドの生き残り

2006年にインドネシアのスマトラ島で、古くから住むクーブー族の族長ら3名が体長10メートルを超すナーガをわずか5メートルの至近距離から目撃。頭には角が2本あり、背中はコケのようなもので覆われていたという。2000年にはタイでも目撃されている。警察署長が、巨大なヘビのような生物が上流に向かって川を上っていく姿を村人30人とともに見ている。
ヒンズー教や仏教の教えでは、ナーガは上半身が人、下半身がヘビという半人半蛇の蛇神で、寺院などに像が置かれていることも多い。頭に角があり、大きい頭の大蛇とされることもある。
畏怖されてきた蛇神であるが、1993年に遭遇したタイの貧しいピンパ老人は、体長18メートルで真っ黒なナーガから逃げて帰ったあと、現場で拾った石をヘビ型の指輪に加工してはめたところ、金運に恵まれるようになったという。金運を運ぶ巨大獣として、彼がナーガと遭遇した洞窟は、聖地のようになっているそうだ。そしてその正体は、白亜紀に反映した古代ヘビの生き残りではないかといわれている。