モケーレ・ムベンベ

モケーレ・ムベンベ

●モケーレ・ムベンベの生態

 モケーレ・ムベンベとは、コンゴ共和国リクアラ地方のテレ湖周辺で目撃される恐竜に似た大型のUMAである。コンゴ共和国、カメルーン、ガボンなどにまたがる広大な熱帯雨林の湖沼地帯に広く生息しているとも言われる。頭はヘビに似て、頭頂部には小さな角が一つ生えている。首、尾は長く四肢はトカゲのように体の側面から生えているという。表皮は赤茶色か茶色がかった灰色ですべすべしており、体長は8〜15mとかなり大きい。性格は攻撃的で警戒心が強く、草食。一節にはマロンボという野生の桃のような実を好んで食べるという。

●これまでの目撃、調査

 モケーレ・ムベンベは現地の言葉で「虹」を意味し、現地人の間では古くから言い伝えられている伝説上の生物である。コンゴ・ドラゴンとも呼ばれる。モケーレ・ムベンベの調査は多く行われているが、その正体を突き止めるような発見には至っていない。しかしその言い伝えなどから、恐竜の竜脚類であるアパトサウルスなどの生き残りか、巨大なトカゲのようなは虫類ではないかと考えられている。

 古くの言い伝えでは、モケーレ・ムベンベのことを口外した者には死が訪れると言われ、不吉な存在と考えられていたようだ。モケーレ・ムベンベに関する記録は1700年代のフランス宣教師の記録から、最近では早稲田大学の探検部による調査のものまで多くあり、その生態は細かいところまで記録されている。特徴を整理すると以下のようになる。
・首と尾が長く、四肢は横腹から生えている
・頭頂部はヘビに似て小さく角が生えている
・表皮はすべすべしていて赤茶か灰色に近い色
・歩幅は2〜2.5m
・水陸両棲だが大半を水中で過ごす
・雨上がりに目撃されることが多い
 UMAの中でもここまで詳細が把握されてる生物は少ない。その正体についてはいつくかの説がある。

 まず最有力なのは「竜脚類の生き残り説」だ。竜脚類とはジュラ紀から白亜紀まで存在した大型の草食恐竜で、ディプロドクスやアパトサウルス、ブラキオサウルスなどがいる。これらの恐竜は一般的には約6500万年前に絶滅したと考えられているが、世界各地で現代でも目撃情報がある。アフリカ大陸の奥地で未だに生存している可能性もゼロではない。

 モケーレ・ムベンベの体の形状やその大きさは、古代の竜脚類の特徴によくあてはまる。そしてコンゴ共和国を含め、アフリカの中心部の地域は、地質、気候、生態など様々な面で古代からの変化が地球上でもっとも少ない地域だと言われている。絶滅から生き残った古代の竜脚類が、現在まで独自の進化を遂げて環境に適応し、小型化したかたちで生息しているのを現地人が目撃しているのかもしれない。

 しかし竜脚類説には否定的な意見もある。まずモケーレ・ムベンベが目撃されるテレ湖は、水深が2〜3mと非常に浅く、これだけのサイズの生物がすっぽり隠れることができるのか、という意見だ。また古代の竜脚類は完全な陸上生活をしていたと言われ、ほぼ水中で生活していると言われるモケーレ・ムベンベの特徴とはあてはまらない。そもそも草食ならば陸上での生活の方が理にかなっているとも考えられる。

 また他の説としては「巨大種の大トカゲ説」がある。最大種のトカゲであるコモド・オオトカゲは最大3mにもなり、また4万年前まで存在していた「メガラニア」という史上最大種のトカゲは体長8mにもなったという。アフリカの奥地ならば、未知の巨大種のトカゲが生息していてもおかしくはない。最近ではこの巨大トカゲ説も支持されている。

 実は未知の生物などではなく、ゾウやサイの見間違いなのではないかとも言われるが、その正体は不明だ。今後の調査の進展が期待される。

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