紫ババアは学校のトイレに全身紫色づくめで突然現れる。
紫ババアに襲われた者は金縛りにあったり、肝臓や心臓を抜取られてしまう。また、小学生がトイレで「紫ババア」と不用意に呼んで足をとられたという話もある。

紫ババアの容姿は髪が腰に届くほど長く、紫の着物を着て紫の口紅をつけており長い爪が特徴である。

いつ現れるかは決まっていない。トイレの花子さんのようにドアをノックすると現れたり、東京都久留米市ではトイレにある鏡の中から飛び出してくると言われている。

紫ババアから逃げる方法は2つある。
「ムラサキ、ムラサキ、ムラサキ」と3回つづけて唱えるか
紫色の物を手にして「ムラサキ」唱えることで、
紫ババアを追い払うことができる。

東京近郊に住むある老人が話したところによると、昔、家が貧しく着物を1着しか持っていなかった少女がいたらしい。ある日、その少女はお金持ちの家から風で飛んできた紫色の着物を偶然拾ってしまった。その結果、少女は泥棒呼ばわりされ、汚名を着せられたまま死んでしまったらしい。それから紫ババアが度々目撃されるようになったという。