どの学校にも、『七不思議』と呼ばれるものがあると思います。例えば、誰もいない音楽室から聞こえてくるピアノの音や、夜中に歩き回る理科室の人体模型など、皆さんも聞いたことがあるでしょう。
これからお話するのは、私が通っていた学校にあった怪談話です。
私の学校では、学校医を除いて、保健室に入る人は殆どいませんでした。どんなに身体が生まれつき弱くても、教室に居づらいとしても、誰も近寄ろうとしませんでした。皆勤賞が欲しくてそのようなことをしている訳ではありません。その保健室は、いわゆる『出る』ところだったからです。
昔、私の学校には、『ユリちゃん』という生徒がいました。彼女はとても可愛い子だったそうですが、それゆえにいじめにあっていました。ある日、彼女はいつもよりはるかに度を越えたいじめをうけました。彼女はあまりの仕打ちに思わずその場から逃げ出しましたが、いじめグループのリーダーが足止めのために投げたバケツが偶然にも頭に当たり、そのまま階段から落ちて全身を強く地面に打ち付けてしまいました。彼女は朦朧とする意識のなか、保健室に逃げ込みましたが、ベッドに寝かされてすぐに息を引き取りました。数日して、いじめグループのリーダーが車にはねられて両足を折る大怪我をしました。学校のみんながユリちゃんの呪いじゃないかと騒ぎました。その日を境に、保健室でも奇妙な現象が起こるようになりました。例えば、薬品のビンが突然割れたり、夜中保健室から声が聞こえてくるなどという話が学校中に広まるようになりました。また、保健室のベッドで寝ると、ユリちゃんが身体を乗っ取りにくるとまで言われました。そのような話が広まったため、誰も近寄ろうとしなくなりました。そして、学校側は保健室に毎日百合の花を供えるようにしました。しかし、今でも、学校医は保健室のあまりの居心地の悪さに赴任してもすぐに異動か退職されるそうです。

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今回は、よくある怪談系の都市伝説ですね。特に被害があるわけでもないので安心して見てください(笑)
しかし、3年間で5人も学校医が代わるとは思いませんでした…