便利な食に忍ぶ影

2002年頃、福岡県内の養豚農家である事件が起きた。

母豚のお産で死産が相次いだのだ。

やっと生まれたと思ったら、奇形だったり、虚弱体質ですぐに死んだ。

農場主はその原因がはっきりとは分からなかったが、おそらく餌に原因があるだろうと考えた。
それ以外には、今までと何ら変わらないやり方をとっていたからだ。

農場主は、その母豚たちに賞味期限の切れた「コンビニ弁当」を与えていた。
賞味期限が切れたと言っても、腐っているわけではない。店頭に並んでいるものと、ほぼ変わらず、人間でもつまんでみようか、と思えるレベルのものだ。

これを毎日3キロずつ、豚の妊娠期間である120日程度与えていた。
その結果、25頭いた母豚から生まれるはずのおよそ250匹の子豚は、1頭も無事に生まれてはこなかった。

透明なはずの母豚の羊水は、どれもコーヒー色にどす黒く濁り、腐っていた。

ある弁当工場では、こんな話もある。
人畜無害がウリの野菜用洗剤を、この弁当工場では使用していた。
ファミリーレストランでも広く使われているという製品である。

食品衛生上、害虫を工場内に入れることは出来ないため、かなり強力な薬がその工場周りには散布されており、ほとんどの害虫はその薬により駆除されていた。

ある時工場員が、子猫が工場内に入り込んでいるところを見つけ、全員で捜索にあたった。

だが捕まえて見るとそれは子猫ではなく、とてつもなく大きなネズミだったのだ。
人畜無害なはずの洗剤で洗われた野菜を餌に育ったネズミは、毒薬をものともせず、突然変異を遂げていたのだった。

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