1951年9月24日午後11時頃、アメリカ、イリノイ州オーランド・パークで、24歳の黒人男性が宇宙人に遭遇、UFOの中に連れ込まれ、宇宙人からテレパシーで、彼らのスポークスマンになってほしいと告げられた事件。
その体験は、催眠治療によって思い出されたものである。
彼が遭遇した宇宙人は3種類。(カエル(両生類)タイプ、虫タイプ、ヒューマノイドタイプ)。テレパシーで交信したのはヒューマノイドタイプ。
UFOは飛行しているところは目撃されていない。
事件の概要
1951年9月24日午後11時頃、製鉄所の労働者で黒人のハリソン・E・ベイリー(24歳)が森の中を歩いていると、突然、首が焼けるように熱くなった。そして前方の森の中に銀灰色の楕円形をした物体を目撃した。ベイリーは体が麻痺するのを感じた。そしてその物体の窓の中にふたつの人影が現れ、ベイリーに「どこからやってきたのか。どこへ行くのか」などいくつか質問をしたのである。
その後、麻痺したような感覚がなくなったベイリーは、そこから立ち去った。
この事件の後、ベイリーは、原因不明の慢性病に悩まされるようになった。彼は事件が病気の原因ではないかと疑ったが、事件のことも、病気のこともだれにも話さなかった。14年後になって、彼はこの体験を話すようになったが、病気が治ることはなかった。そのため彼は、1975年、催眠治療を受けてみる事にした。事件から既に25年が経っていた。
そして催眠治療の結果、驚くべき記憶が蘇ったのである。
事件の時、彼は森の中で銀灰色の物体を目撃、その物体に近づいていった。
すると、カエルのような二足歩行の生物が数えきれないほどたくさん、彼の方に歩いて近づいてきたのである。その生物は身長約50cm、全身茶色の滑らかな皮膚に覆われており、皮膚には黒い縞が入っていた。口は裂け目のような線で、目は大きく突き出しており、顔の側面まで回り込んでいた。手は小さく、手足の指は3本だけだった。その生物たちは、野ガモかアヒルの鳴き声のようなカン高い声で互いに何か話し合っているようだった。
このカエルのような生物たちは、無数のカブト虫の大群のようなものを引き連れていた。その“虫”たちは直径約2.5センチ、黒くて丸い殻に覆われていた。
そしてカエルのような生物と虫たちは、ベイリーの周りに群がり、ピョンピョン飛び上がって彼の体に飛びつき、尻や上半身に触れた。
ベイリーは走ってその場から逃げようとしたが、体が重くなり、気を失った。
やがて意識を取り戻した彼が歩いて行くと、再び、銀灰色の物体に遭遇した。それはバスくらいの大きさだった。
さらに深い催眠をかけると、その後の記憶が蘇ってきた。
彼はその物体の中で眼を覚ました(ベイリーはカエル型宇宙人が自分を噛んだか何かして、自分を眠らせたのではないかと疑っている)。ベイリーは柔らかいベッドの上に寝かされ、顔には光が当てられていた。
そして二人のビューマノイド型の宇宙人が近づいてきた。彼らは身長約1.7m、のっぺりした奇怪な平たい顔をしていて、透明な緑色のフェースシールドをつけ、ヘルメットのついた、つなぎめのない服を着ていた。
ベイリーを解放する前に、二人の宇宙人は彼にテレパシーでメッセージを伝えた。彼らは人類に危害を加えるつもりはなく、着陸して人類と話し合いたいと思っている。だからベイリーに彼らのスポークスマンになって欲しい。そう告げたのである。
以上が彼が催眠下で思い出した体験である。
ただし、催眠治療によって“偽の記憶(false memory)”を思い出すことはよく知られており、彼が思い出した体験が真実かどうかは不明である。
ベイリーはその後、1977年、1978年にも、同じ宇宙人の訪問を受けたという。
出典/参考資料
『宇宙人大図鑑』(中村省三 著、株式会社グリーンアロー出版社)
/オーランド・パーク事件
A Biological Guide To Extraterrestrials
(http://www.rense.com/general41/extra.htm)
Our Family of the Stars: HUMANOID SIGHTING REPORTS 1000
(http://ourfamilyofthestars.blogspot.jp/2014/06/humanoid-sighting-reports-1000-2007_1450.html)
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