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この事件は1947年7月23日にブラジルのバウルで起こったもので、発見・被害者のジョゼ・ヒギンズの名前をとってこう呼ばれている。彼は空飛ぶ円盤(UFO)から出てきた3人の宇宙人と遭遇し、連れて行かれそうになったという。隠れて逃げたため、彼は事なきを得たものの、その体験は生涯忘れえぬものとなったであろう。宇宙人の容姿は鮮明なスケッチで再現できるほど目に焼き付いていた。身長は2メートル程、金属の箱を背負い、透明でゴムのような膨らんだ服を着ていたという。体毛は無く足が異様に長く美しいと思ったと彼は語っている。性別に関しても興味をそそられたようだが、結局聞くことは叶わなかった。以下のリンクは、彼が遭遇したという宇宙人のスケッチである。
http://www.gasite.org/library/uchu_raihousha/07/7_9.jpg
さらに詳細に話を掘り下げていくと、どうやら彼は誘拐されそうにはなったものの、宇宙人は強制的に連れ去ろうとしていたわけではなく、巧みに船内へ誘導しようとしていたものだったとわかった。言葉こそ通じなかったが、地面に書いた絵やジェスチャーなどを駆使してのコミュニケーションを図るなど、彼らはむしろお互いに積極的に関わろうとしていたのかもしれない。ヒギンズは、宇宙人たちがあたりを飛び跳ねたり、石を投げ上げたりするのをしばらく眺めていたという。彼らとのやりとりは他にもあり、地面に丸を8個書き7番目を指してここから地球にやってきたことを説明していたというのだ。ヒギンズは、丸の数を太陽系の惑星と解釈した彼は、天王星からやってきた宇宙人だと理解したという。
ところで、土星や天王星からやってきた宇宙人と聞いても、そこから来たという確たる証拠などあるのだろうか。もし本当にそこからやってきたと言うならば、どのように暮らしているのか興味が沸くものである。土星や天王星といった惑星はその主成分がガスであるため、地面が無い。そうなると、我々地球人類と同じように地面に家を建てて暮らすことができないのだ。では、どういった居住形態なら可能なのだろうか。ここで宇宙人の話を思い出すと、あくまで天王星(解釈を鵜呑みにするなら)からやってきたとだけ説明し、その星のどこに住んでいるとまでは説明していない。ここに大きな意味として解釈すると、彼らは星の輪を拠点にしていると考えることが出来るのだ。実際に土星の環の中に巨大な金属物体が発見されたと公表されたことがあるが、それをそのまま彼らの居住区と考えると全ては納得がいく話になるのだ。
さらに言えば、この超巨大な居住区(推定で地球の3倍以上)における活動にはまだ謎だらけの部分がある。天王星にも環があるのだから同様に宇宙人が身を潜めていたとしてもなんら不思議ではない。天体内部に留まっているというよりかは、はるかに現実的で効率のいいやり方だからである。こうまで辻褄が合ってくると、もはや仮説云々ではなく現実味を帯びた話になってくるものといえよう。そういった意味では、このヒギンズ事件は宇宙人とコミュニケーションを交わし、有益な情報を得た貴重な事例となるであろう。というのも、宇宙人とのコンタクトにおいては記憶を消されてしまうか、そのまま行方不明になるかのどちらかである場合が極めて多く、催眠術による記憶の逆向を試みてもその全てを解明することが難しいからだ。