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ダップル・グレイ・レーン事件

みなさんは、ダップル・グレイ・レーン事件という宇宙人遭遇事件をご存知だろうか。これはアメリカにて1971年に発生した事件で、その衝撃な事件から、宇宙人好きの間では今なお認知度を高く保っている事件である。今回は、このダップル・グレイ・レーン事件について詳しく見ていくことととする。
 この事件はアメリカはカリフォルニア州にて、1971年8月17日にダップル・グレイ・レーンという町で起きた。この町の友人宅に遊びに来ていた、ピーター・ロドリゲスとジョン・ホッジスは、遊び疲れた後、深夜を回ったあたりに車で帰路に着いた。道中、他愛のない話に花を咲かせていた二人に、突然奇妙な光が目の前を通り過ぎたのである。始めに気づいたロドリゲスは運転中であったホッジスに頼み、光の方に向かった。そこで二人は本当に奇妙な物体を発見する。青い脳みそのような形をした大小二つの球体がそこに横たわっていたのである。ソフトボール大の小さなものと人間の胴体ほどはあろう大きい奇妙な脳みそが二人の前に深い霧とともに現れたのである。
 あまりの奇怪さに二人はかなり困惑したようであったが、不思議なことはこれだけでは終わらなかった。霧も濃くなりあまりの怖さに二人はその場を離れた。帰宅後、二人は時間を見て驚愕する。ダップルグレイの友人宅から自宅までせいぜい遅くても10程度の距離なはずなのに、なんと既に2時間以上経過していたのである。奇妙な脳みそに出くわした後、少なくても5分以内にはその場を離れた自負があった二人からは考えられないほどの時間が過ぎていたのである。その後ホッジスとロドリゲスはこの2時間の大きなタイムロスと、奇妙な脳みそに5年間も悩まされることになる。しかし、5年後決心したホッジスは退行催眠によってあの空白の2時間に何が起きたのかを確かめる決心をした。
 そこで彼が見たのは、大きな脳みそ、人間の胴体ほどの大きさのある赤い目を持つ奇妙なそれが、自分にテレパシーを送っている光景であった。「我々が再び会うまで、あなたはこのことを思い出さないでしょう。しかし、いつかあなたが自分のことを理解した時、この2時間の出来事を思い出すことができる」。そのようなメッセージが退行催眠によって知覚できた瞬間、ホッジスは完全に当時の記憶を取り戻したのである。
 実は、脳みそを発見した後、ホッジスはロドリゲスをすぐさま家に送ったあと帰宅していたのである。しかし帰宅後家の前にまた、二つの脳みそが現れて彼をとある制御室に連れて行った。そこで、脳みそは彼に、「近い将来、人類は彼らが発明した大いなる力によって自分たちを滅ぼすことになる。すぐさまそのことを自覚し、対策を打たないと後悔しようのない最悪な世界が現れるであろう」とメッセージを送り、彼を家に帰したのである。
 具体的に脳みそは、「1983年に中東戦争が起き、戦果はヨーロッパに飛び火する」や、「制御室での脳みそとの交信後、青年はこの脳みそを食べた」など、これに加えて様々な話が存在するが、どれも正しいかどうか確かめるのは難しいだろう。しかし、ホッジスがこの経験を語ったことで、実際に宇宙人は存在するのではないかと世界的に議論を巻き起こし、また当時アメリカではこれ以外にもたくさんの宇宙人遭遇事件が発生したことから、もしかしたら、宇宙人は我々人類に何かしらのメッセージを送りたかったのではないだろうか。是非とも他の宇宙人事件と類比したいものである。