1969年5月4日、憲兵隊員のホセ·アントニオ·ダ·シルバは、サンパウロ州ベベドゥロにある池で釣りをしていた。
午後3時ごろ、後ろの茂みでカサカサという音を聞き振り返ってみると彼は背の高い草むらの奥で炎のような赤い光とくぐもったうめき声のようなものを耳にした。
次の瞬間、謎の光線に照らされ、体が麻痺して倒れてしまったそうだ。
すると、身長120cm程のつやの無い銀色のスーツを着て、マスクで顔を覆った2人のヒューマノイドが突然現れ、シルバを拉致した。彼らはシルバの脇と膝をそれぞれ抱え、沼地の灌木に沿って彼を運び、着陸していたシリンダーの様な形のUFOに連れ込んだ。
シルバが連れ込まれて間もなくUFOは離陸し、彼はは加速と重力による圧力に似た息苦しさを体験したという。また、飛行中は拉致者の1人からヘルメットを被せられていたそうだ。
飛行中、乗組員は未知の言語で生き生きと話し始めたが、シルバは息苦しさからあまりその様子は覚えていないと語っている。
UFOが着陸すると、シルバは目隠しをされ、縦9m強、横12m強くらいの広い部屋に連れて行かれた。
部屋の壁は石で出来ており、動物、住宅、都市、木、海、自動車、トラックや飛行機など地球の風景が描かれていたりしたそうだ。
また、非常に照明が強かったそうだが、光源は確認出来なかったという。
そしてシルバは、ここで先程とは違う生物と遭遇した。
その生物は、長く赤い毛で覆われ、長い髭を生やした小人で、眉は濃く、肌は青白く、目は大きくて緑色だったという。
しかも、部屋にはそれと似たような生物がたくさんおり、シルバが持っていた釣り用の針や紙幣などを取り上げたそうだ。
シルバがあたりを見回すと部屋には棚が沢山あり、彼の近くの棚には人間の死体が入れられていた。その数は4体ほどで人種も様々だったという。
それらを見ているうちに恐ろしくなり我慢ができなくなったシルバは、生物達に話を聞くことにした。
言葉はどうやら通じないようなのでジャスチェーや図面、繰り返しの言葉を用いてのコミュニケーションだった。
彼らは地球人の武器がほしいということ、また地球人を探るためにシルバに彼らのスパイとして協力してほしいということが分かったが、シルバはそれを断った。
すると生物たちと口論になるが身長170cm程度のキリストのような風貌の者が現れそれを仲裁し、シルバにとある宗教的なお告げを残して再び消えてしまった。
シルバはこの時受けた詳しいお告げの内容は生涯明かすことはなかったという。
その後、UFOは再び離陸し何処かに着陸した。
全く見覚えのない採石場のような場所にシルバを残しUFOは再び消えてしまった。
ふらふらと当てもなく歩くと大きな道路に出ることができシルバは通りかかった人にここがどこであるのか、また今日は何日であるのかを聞き驚いた。
そこはシルバがもといた場所から320km以上も離れた所で、彼が拉致されてから、4日以上が経過していた。
発見当時のシルバはUFO飛行中にかぶせられていたヘルメットによる肩の摩擦傷や、複数の傷跡でボロボロだったそうだ。
この事件で注目すべきところは彼らが人類を使ってこの地球にスパイを送り込もうとしているところである。1969年から40年以上経っている(2015年現在)現代にはいったい何人のスパイが送り込まれているのだろうか。
そして、彼らは一体なにから地球を守ろうとしていたのだろうか。
これまでに報じられてきたエイリアンアブダクション事件では、地球温暖化から地球を守る、人類を内部から滅亡させ地球を侵略するなど諸説語られているが真実は闇の中となっている。
事件のあったブラジル、サン・パウロ州ベベドゥロまでは直行便が運航されておらず、アメリカやヨーロッパの主要都市で乗り継ぐのが一般的である。
アメリカ経由でもヨーロッパ経由でも所要時間は大きく変わらないので好きなほうを選ぶとよいだろう。
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